蔦の絡まる城壁のような壁。
イギリスの影響を未だに色濃く受けているオーストラリアでは、故郷への郷愁があるのでしょうか、このような壁や、スコットランドなどに多く見られる低く延々と連なる石垣などがあちこちで見られます。
もちろん、近年に新しく開発された区画にはこんな家はありませんが、開拓から50年、100年と経過した土地には、かつてのヨーロッパの姿が現在も色濃く残っています。
このほかにも、イタリア系移民が多かった地域にはイタリア風の、ギリシャ系移民の多かった地域にはギリシャ風の、そんな建物が集まり、当時の様子を今に伝えています。
ところで、オーストラリア産のエッセンシャルオイルの代表と言えるのはティーツリー。その優れた抗菌力から薬用用途の多いエッセンシャルオイルですが、高い品質(プレミアムグレード)のものは未だにイギリスやフランスなどアロマテラピーをリードする国々に多く出荷されています。
これらの国々に出荷が多いのも、かつての深いつながりの影響が残っているからなのでしょうか。