日本で「アメリカ産のティーツリーオイル」が多い理由


日本の大手のオンラインショップなどで販売されているティーツリーオイル。そして、そのほとんどは何故かアメリカ産(アメリカの会社さんの商品)。

しかし、アメリカでティーツリーオイルが作られているわけではなく、 素材であるティーツリーオイルはそのほとんどがオーストラリア製。オーストラリアで作られたティーツリーオイルがアメリカに輸出され、そこでボトリング・ラベリングされ、小売商品とされ、日本などに再輸出されているのが実態です。
では何故、アメリカの会社の商品ばかりなのか・・・これは残念ながら、単なるオーストラリア企業の力不足で、アメリカの会社さんの方が販売力があっただけのこと。結果、日本を含む多くの国でアメリカ企業のロゴマークをつけたティーツリーオイルが広く販売されています。

ティーツリーファームズは日本から購入できる、数少ないオーストラリアのティーツリーオイルメーカー。アメリカを経由することなく、新鮮なティーツリーオイルを生産地から直接お客様に届けしています!

ティーツリーファームズで新鮮なティーツリーの香りをお試しになりませんか?

目的別で考える、ティーツリーオイルの保管期限とその理由とは?


一口にエッセンシャルオイルといっても、その成分は様々。そのため、エッセンシャルオイルの保管期限もオイルによって実は相当に異なります。

たとえばラベンダーオイル。長く保管することで熟成が進み、香りが良くなるオイルとして知られています。ペパーミントオイルスペアミントオイルは長期保管してもあまり香りに劣化が生じません。

そしてティーツリーオイル。比較的酸化の影響を受けやすいオイルのため、香りを楽しむなら未開封で3年程度、開封後は1年以内に使い切っていただくことをお勧めしています。
一方でそれ以外の抗菌用途であれば、香りの劣化は進むものの、抗菌成分は酸化の影響を受けないため劣化しないので、もっと長く保管しても大丈夫です。オーストラリアの一般家庭には5年、10年も経過したティーツリーオイルがしばしば薬箱で活躍しています。

喘息とティーツリーオイルの抗菌成分についての考察


オーストラリアにおいて、ティーツリーやユーカリオイルは風邪対策としてしばしば活用されます。具体的には熱湯を入れた洗面器にオイルを数滴投入し、上がってくる蒸気を吸入するという方法。
しかしこの方法は喘息の発作を誘因する可能性があるとして、喘息の症状のある場合の使用は控えるよう、警告がされている方法でもあります。

アメリカに住むWさん一家のケース。ある冬、ティーツリーオイル・エクストラクトを含むブレンドオイル(メディフレグランスに相当)を風邪予防を期待して自宅で使用しました。その家の子供には喘息の症状があり、高濃度でのオイルの吸引が起きないよう、抗菌専用のディフューザーを使って少しづつ冬に閉め切った屋内に噴霧。すると、心配していた喘息の症状は逆にピタリと止まりました。

専門家はこの理由を「屋内のアレルギー物質の減少ではないか」と考えているそうです。つまり、強い抗菌成分であるティーツリーオイル・エクストラクトを拡散することで屋内のカビやダニなどのアレルギー物質が減少、その結果、アレルギーが誘引していた喘息の症状が出なくなったのではないか、という分析です。

風邪予防のつもりが、喘息に対する意外な効果を見せたケースでした。

吸入器が壊れた! ティーツリーオイルを使った吸入で気をつけるべきこと


前回、ティーツリーオイルによる洗濯機の破損についてご紹介しました。今回の吸入器の故障も同様に樹脂の損傷です。

花粉症に悩んでいたHさん。喉や鼻のグズグズ症状緩和のために吸入器を購入しました。蒸気が噴霧され、それを鼻や口から吸入するタイプの機器です。
ある時、ティーツリーオイルが花粉症の症状に劇的な効果があるとテレビで紹介されているのを見て、オイルを吸入器で使用することを思いつきます。

数週間、使用を継続しましたが、確かに症状は緩和され満足のいく結果になりました。が、1ヶ月を過ぎた頃から、噴霧口などの部品の様子がおかしくなります。これらの部品は消耗品と聞いていたので予備のものに交換。しかし、それもまた1ヶ月ほどでダメになってしまいます。
そして最後には本体のタンクが壊れてしまいました。

このケースもティーツリーオイルによる樹脂の腐食作用が原因でした。
Hさんはティーツリーオイル自体の花粉症対策効果にはとても満足していたので、代替え方法を検討。エッセンシャルオイルの拡散のために専用で作られたディフューザーを使って屋内に拡散する方法に変更したそうです。

洗濯機が壊れた! ティーツリーオイルでのお洗濯は気をつけて


アロマオイルをお洗濯に使う、抗菌効果や仕上がりの香りもあって一時期、とても人気のあった活用方法です。
ティーツリーファームズのスタッフだったJさんのその一人。ティーツリーオイルを使ってお洗濯。彼女の場合、洗濯時に洗濯槽の中にティーツリーオイルを直接ドロップして使用していました。この時点では特に問題なかったのですが、ある日、洗濯機の「ソフト仕上げ剤投入口」にオイルを投入してみました。いつもは洗剤と一緒に投入していたので、この日の仕上がりはティーツリーの香りもしっかり残っていい感じ。
が、数日後、トラブルを発見! ソフト仕上げ剤投入口のプラスチックが膨れてブヨブヨになってしまいました。

この原因はティーツリーオイルが持つスチロール系など一部のプラスチック樹脂への腐食作用。結局、1週間ほどでこの投入口の樹脂はボロボロに崩れてしまいました。
幸い、この投入口さえ使わなければお洗濯には支障のない程度の破損でしたが、ティーツリーオイルをお洗濯に使う際にはピュアオイルが樹脂を破損してしまわないように気をつけてください。

シール剥がし、ペン汚れの除去 デスクの掃除に役立つティーツリーオイル


殺菌効果も高く、お掃除に活用できるのがティーツリーオイル
「エッセンシャルオイルをお掃除に使うなんて、高くてもったいない。。。」とお思いかもしれませんが、1回のお掃除に必要なティーツリーオイルの量はごく僅かですし、ティーツリーファームズのティーツリーならお手軽価格ですからジャンジャン使えます。

ティーツリーオイルは抗菌効果が高いので、拭き掃除に最適。バケツに水を入れてティーツリーオイルを5〜10滴ほどドロップ。よく撹拌してからその水を雑巾がけに利用します。

オフィスならニオイの気になることの多い固定電話機の受話器のお掃除にも効果的ですね。衛生上もこれは是非、定期的に活用をオススメしたい使い方。
ペンやボールペンなどの油性の汚れにもティーツリーが有効。ティッシュやキッチンペーパーなどに1〜2滴のティーツリーオイルをドロップして簡単に汚れを拭き取ることができます。
ティーツリーオイルにはシールの接着面を溶かしてしまう効果もあるので、シール剥がしにも使えます。
ただし、これらの方法でのお掃除。素材によってはニスなどの表面仕上げを溶解してしまったり、シミになってしまうこともありますので、注意してください。

レモンマートルオイルの付着したティッシュを捨てたら、ゴミ箱のコバエがいなくなった


生ゴミのゴミ箱。臭いも気になりますが、蓋を開けると『フワーッ』とたくさんのコバエが飛びだしてくる・・・こんな経験はありませんか?

中部地方にお住いのKさん。夏のある時、うっかりこぼしてしまったレモンマートルオイルを拭き取ったティッシュペーパーをそのまま外のゴミ箱へ。そして数日後、変化を発見します。そう、真夏なのにコバエがいないんです!
いつもならたくさん飛び出してくる生ゴミのコバエがいない。どうやらレモンマートルの香りを嫌い、コバエが寄ってこなくなったのでした。
これ以降、毎週数滴のレモンマートルオイルをドロップしたティッシュを使って、Kさんはコバエ対策を続けているとのことです。

※画像はレモンマートルの新芽

アタマジラミにピュアなティーツリーオイルを使ってみたら・・・


小学生の女の子のアタマジラミ感染で悩んでいたご近所のローラさん。市販の駆除剤で何度も駆除したのですが、すぐに再感染してしまうのだそうです。
そんなアタマジラミ対策に悩んだ彼女の選択はティーツリーオイル。それもスーパーマーケットで購入したピュアオイルを就寝時にそのまま女の子の髪に塗り広げる、という荒技でした。
翌朝、この女の子の枕カバーにアタマジラミのたくさんの死骸が。もちろん、とってもよく効きます。しかし、ティーツリーオイルは皮脂や髪のうるおい成分を溶解してしまう効果も。結果、この女の子のアタマジラミは1週間ほどで駆除できたものの、髪はボロボロになってしまいました。

ティーツリーオイルを活用したアタマジラミ対策はオーストラリアではすでに広く知られていますが、適度な濃度で髪や地肌を傷めないように使用されることがとても重要なのです。
アタマジラミ対策専用の商品を適度な濃度で使用するようにしましょう。

他社様の商品についてコメントを控えさせていただいている理由


時折、「ティーツリーファームズの商品はA社の商品と比べてどうですか?」といった形のご質問をいただくことがあります。この時、ティーツリーファームズでは自社商品の優れた点については自信を持ってお話をさせていただきますが、他社様の商品についての批評・コメントは控えさせていただいています。

当社はメーカーとして商品を開発していますから、担当者全員、自社商品への自信と愛着にはもちろん、とても強く深いものがあります。そしてそのような立場から他社様の商品にコメントを差し上げたとしたら、それは中立・客観的な意見にはならないと考えています。また、もし他社様の商品を悪く言ってしまうような事があったなら、それは現在、この他社様の商品を満足して使っておられる皆様に対してとても失礼なことだと思うのです。
(残念ですが、他社の商品への批判・中傷によりお客様に間違った印象を与えて商品を販売しようとする方針の会社さんもまだ存在しているようですが・・・それはその会社さんの方針ですから仕方がないのでしょう。。。)

しかし、ティーツリーファームズでは『他社様の商品を悪く言って自社商品をご購入いただいたとしても、そんな商品でお客様へ本当の「心身の癒し」はお届けできないのではないか・・・。』と考えています。
商品の品質管理においては科学的・化学的な分析をモットーとするティーツリーファームズではありますが、こういった面においては、目先の経済的利益よりも精神面や社会的なモラル・良識をより大切にしてゆきたいと考えています。

電気毛布で解決! 白く濁ったマカデミア・ナッツオイル、その原因は?


オーストラリアから韓国に輸出されたコスメティック(化粧品)グレードのマカデミアナッツオイル
しかし、韓国の化粧品会社より入ったクレームは「オイルが白く濁っている」といったものでした。いつもなら澄んだクリアなオイルなので、この化粧品メーカーの担当者も驚いたようです。季節は秋。倉庫内の温度も低くなる季節でした。

そこで輸出したマカデミアナッツオイルメーカーの担当者は韓国の化粧品会社に依頼し、オイルが入ったドラムに電気毛布を巻いてそのまま1日放置してもらいました。その結果、白く濁っていたオイルはいつものクリアなマカデミアナッツオイルに。

マカデミアナッツオイルの白濁の原因は低下した温度の影響を受け、一部の成分が凝固したこと。結果、オイル全体が白く濁ってしまったものでした。
温めることより凝固した成分は再び溶解し、元通りのマカデミアナッツオイルに戻ったのでした。