ティーツリーオイル・エクストラクトで爪水虫を退治してみました


ティーツリーオイルが水虫に効果的ということはよく知られている話です。オーストラリアでもティーツリーの成分が配合されたフットスプレーやパウダーが販売されています。
このように表面に出ている水虫菌の退治はティーツリーオイルで十分なのですが、水虫菌が爪に入り込むとその退治はとても困難に。薬を使ったとしても、一般的な水虫治療薬は効かないようで、医師の処方で、強力な内服薬が必要になるのだとか。

で、試してみたのが一般的なティーツリーオイルの約3倍の抗菌成分を含む『ティーツリーオイル・エクストラクト』。スタッフの家族が感染してしまった爪水虫の退治です。最初はティーツリーオイルの効果に期待して「ティーツリー20%希釈オイル」を数週間使用。一般的な水虫ならほぼ確実に退治できる濃度です。しかし、一向に改善が見えません。そこで次に「ティーツリーオイル」を希釈せずにそのまま綿棒で爪に塗布して使用する方法に変更。しかし、残念ながらこちらもしばらく使用しましたが、改善せず。
で、最終手段として使ったのが「ティーツリーオイル・エクストラクト」でした。綿棒で直接、爪に塗布する方法で使用。しばらく使用すると新しく伸びてきた爪の部分に大きな変化が確認できたので、そのまま使用を継続。3ヶ月後にはこんなにキレイになり、再発することなく退治完了。以来、既に数年経過しましたが、現在も再発はありません。

上の画像は爪水虫退治を開始してから1年後の様子です。すっかりきれいになりました。

オーストラリアでティーツリーオイルを使ったアタマジラミ駆除が増えている理由


日本では近年になって保育園や幼稚園、小学校を中心に感染が急増しているアタマジラミ。しかし、日本国外では珍しいものではなく、ここオーストラリアでもクラスや学校単位で一斉駆除が行われています。

オーストラリアでの駆除は薬品の利用が一般的。しかし、強力な殺虫剤ですからその利用には慎重さが求められます。中には強い成分のため「使用は薬剤の使用量と時間と厳守しない場合、神経や脳に障害を及ぼす可能性があります」と書かれている、かなりコワイものまで。
そのため、こうした化学薬品は徐々に敬遠される存在となり、その代替としての駆除剤が求められるようになりました。
しばらくの間はティーツリーオイルをはじめ、柑橘系のオイルを活用した商品など、様々な商品が市場を競いましたが、その効果が明らかになるにつれ、現在では化学薬剤に匹敵する効果が認めたれたティーツリーオイルをベースにしたアタマジラミ駆除商品に収束しています。

ティーツリーオイルはもちろん、アタマジラミ駆除での使用で脳や神経に悪影響を及ぼす可能性はありませんから、結果、現在のオーストラリアではティーツリーオイルを活用したアタマジラミ駆除商品が多用されるようになりました。

目で見る、ティーツリーオイル・エクストラクトの超強力な抗菌効果

ティーツリーオイルには強い抗菌・抗カビ効果がある・・・それを目に見える形にしたのがこの実験でした。 特にティーツリーオイルの抗菌成分を濃縮したティーツリーオイル・エクストラクトにはティーツリーオイルを上回る強力な効果が期待されます。

補足:本実験において使用しています「ティーツリーオイル・エクストラクト」はその商品内容を一部変更し、現在は同等品の「ティーツリー・抗菌エクストラクト」として出荷しています。

『ティーツリー・抗菌エクストラクト』を使用した実験データ(2019年7月)については
わずか1滴で驚異の効果! ティーツリー・抗菌エクストラクトの抗カビ実験のページをご利用ください。


2015年にティーツリーファームズが実施した実験の画像がこれ。パンを容器に密封保管し、カビの増殖を観察するというもでした。
※画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


一方の容器には何も付いていないコットンを封入。もう一方にはティーツリーオイル・エクストラクトを10滴ドロップしたコットンを一緒に封入します。

そして、30日後の様子がこの画像。

違いは一目瞭然で、言葉での説明は不要ですね。

ということで、強力な抗菌・抗カビ効果を期待するならティーツリーオイル・エクストラクトがとっても役立ちそうですね。

また、ティーツリーオイル・エクストラクトはその強力な抗菌成分より、爪水虫の治療にも優れた効果が確認されています

なお、この実験の途中経過や同時に試した他のエッセンシャルの抗菌効果のについての結果についてはティーツリーファームズのブログページで紹介しています。

原因究明! 入浴後にホホバを使ったら逆にニオイが気になった理由は


ゴールデンホホバオイルを入浴で活用されていたお客様より「ホホバを使って入浴したら、入浴後に体臭が強くなって気になるのですが」というご相談。原因はホホバによる皮脂の溶解でした。
ホホバオイルには優れた保湿効果と同時に皮脂を溶解する効果があります。このケースの場合、バスタブに加えたホホバオイルが体全体をコート。保湿効果はあるものの、同時に古い皮脂を溶解してしまい、ニオイの原因となってしまったのでした。

では、入浴時のホホバの正しい使い方。
まずはプレーンタイプのホホバオイルを使って古くなった皮脂をクレンジング。ニオイの原因となる溶け出た古い皮脂を石鹸を使ってしっかり洗い流します。
保湿のためにバスタブに加えるのはフレグランスタイプのホホバオイル。湯面から立ち上がる香りが楽しめるアロマバスをゆっくり楽しみましょう。入浴後、体全体をホホバオイルの成分が包み込んでくれるのでほのかなアロマの香りとともに「しっとり肌」に仕上がります。

ホホバオイルを上手に活用してみましょう。

人気商品・抗菌タイプのホホバオイルの魅力とは


優れたスキンケア効果で知られるゴールデン・ホホバオイル。ここにティーツリーの成分を加えて抗菌力を高めたのがQ’usの「ナチュラル抗菌タイプ」ホホバオイルです。

体臭の原因として知られているのが皮脂と雑菌の関係。古い皮脂が雑菌の増殖と酸化によりニオイの原因となる、というもの。

ホホバオイルには皮脂を溶解する効果があり、古い皮脂を溶かして洗い流してしまう効果があります。この原理は油性メイクのクレンジング効果と同じですね。ここに抗菌成分を加えることで、古い皮脂を除去しながら雑菌の増殖を抑え、ニオイの原因を根本から除去。
さらに、こうしたニオイ対策に加えて細菌性のスキントラブルに対しても効果が期待できることも魅力です。

Q’usのゴールデンホホバオイルがいつもフレッシュな理由


本物のオーストラリア産(国外から輸入したホホバオイルをオーストラリアでボトリングしただけの商品ではない、という意味)のゴールデンホホバオイルで作られているQ’us(キュアス)ホホバオイル。プレーンタイプに加えて抗菌やフレグランスタイプなど8種類、サイズを含めると16品種もある商品群です。
これだけ品種が多いとメーカーとしては在庫商品が増え、鮮度管理も難しくなってしまう・・・そんな「常識」を打ち破っているのがQ’usの商品管理システム。

注文システムとリンクして、お客様よりのご注文状況に応じてほぼオーダーメードで生産されていますから、なんと完成商品の在庫期間は通常7日から21日間。素材となるホホバオイルも生産地直販だからこそできる、需要に応じて生産農園より都度、新しいオイルが供給される仕組みを整えています。

オーストラリア産のフレッシュなホホバオイルをQ’us(キュアス)で体験してみませんか?

水蒸気蒸留で作られる精油は、ただ闇雲に植物を蒸し上げて出てきた成分を集めているわけではない


エッセンシャルオイルの主要な抽出法として多用される「水蒸気蒸留法」。植物を大きな「蒸し器」で蒸して、そこから上がってくるエッセンシャルオイルを含んだ蒸気を集め、オイルを分離して抽出する方法です。

方法としてはとても単純なものですので、蒸留キットを購入して個人でも楽しめる方法。しかし、プロの蒸留技術となると話は違ってきます。
エッセンシャルオイルはさまざまな成分で構成されています。そしてその成分ごとに気化する温度が違う。つまり、たとえば30分間蒸留したとして、30分間常に同じ成分が上がってくるのではなく、時間(=温度)に応じて異なった成分が順番に上がってくるわけです。ここで時間と温度を調整し、好ましい成分だけを集めることで、仕上がるエッセンシャルオイルの成分や香りを調整することが可能となるのです。さらに圧力を調整することで気化温度を上下させて成分を抽出することも。これこそがプロの仕事。

水蒸気蒸留で作られる精油は、ただ闇雲に植物を蒸し上げて出てきた成分を全て集めているわけではないのです。

実験! ティーツリーオイルでボウフラ退治をしらた意外な結果に。。。


園芸用の貯水タンク内に大量に発生したボウフラ。蚊対策にはボウフラ退治がもっとも有効と言われますよね。そこで早速ティーツリーを使ったボウフラ対策実験。

まずタンクよりボウフラを採取。移し替えた実験用のステンレス容器には水道水ではなくタンクの水と同質の雨水を700ml入れました。
用意した容器は2つ。
1つにはティーツリーオイル5滴を加えました。そしてもう1つには水でうすめてつかえるティーツリーオイル(ティーツリーオイル15%水溶液)をキャップ半分(3ml)加え、1時間置いて経過を観察します。

【実験結果】
<ティーツリーオイル5滴>
ティーツリーオイルは水に混ざりませんから水面に浮かんでいます。そのため水面付近にいた数匹は退治することができましたが、水中にいるボウフラには全く効果なし。ボウフラは時折、水面に上がってきますから効果があると期待していたのですが、実際には効果はほとんど見られませんでした。生存率80%以上。

水でうすめてつかえるティーツリーオイル(ティーツリー水溶液) 3ml>
15%の水溶液が3mlですから、ピュアオイルに換算すると0.45ml。700mlの水に対してティーツリーオイルの濃度はわずか0.06%しかありませんので正直、あまり期待していなかったのですが、結果はボウフラは全滅。生存率0%でした。

ティーツリーによるボウフラ対策にはティーツリーを水に溶解させることがポイントのようです。

【後日の研究で】
この実験の後、もう一度実験を行いました。
ティーツリーオイルを入れた後、その水をよくかき混ぜてみたところ、水面にティーツリーオイルが細かく分かれて浮かび、呼吸のために水面に上がってきたボウフラがこれに触れたことで、20分後に全滅を確認しました。
ピュアなティーツリーオイルを使用する際には撹拌することがコツのようです。

本当に効くの? 虫除けペンダントに対する考察


とあるショップで見つけた「つけるでけで周囲数メートルに効いて蚊に刺されなくなる」という虫除けペンダント。レモンユーカリの虫除け効果と記されています。
そこでこのようなペンダントに効果があるのか、実験してみました。
用意したのはレモンユーカリオイルをたっぷり染み込ませた木片。これをペンダントとして首から下げて蚊の多い林を散策します。

結果・・・蚊にたくさん刺されました。確かにペンダント付近には寄ってきませんでしたが、ペンダントから遠い位置となる手足は関係なし。蚊が活発な時期だったことも影響しているのかもしれませんが、ペンダントについては全くと言って良いほどに効果がありませんでした。

一方で、エッセンシャルオイルを使った虫除けスプレーを使った時の実験では、スプレーをしている箇所は全く刺されませんでしたが、スプレーをしなかった部分を数カ所刺されるという結果に。
レモンユーカリを含むエッセンシャルオイルを使った虫除けの場合、しっかりとムラなく使用することで効果が最大限に引き出されるようです。

蚊を殺すのではなく、蚊が来なくなる・・・レモンユーカリの虫除け効果


空間の虫除けといえば、蚊がコロッと死んでしまう・・・そんなイメージが強いことでしょう。蚊取り線香などは蚊を殺してしまう成分を拡散することで蚊を退治していますから、このイメージ自体は事実。しかし、エッセンシャルオイルを使った空間の虫除けはこれとは少し異なります。

蚊が嫌い、近くに来なくなる成分として知られているのが「シトロネラール」という成分。この成分を多量に含有しているのがレモンユーカリのオイルで、実に70〜80%もの高い濃度で含有されていますからその効果は絶大。ちなみにレモンティーツリーオイルにも20%程度含まれていますが、この程度の割合でも虫除けスオプレーが作れてしまうほどに十分な虫除け効果がありますので、レモンユーカリにおけるシトロネラールの濃度の高さはズバ抜けていると言えるでしょう。

使い方は簡単。ディフューザーに入れて屋内に噴霧する方法のほか、水を入れたスプレー容器にレモンユーカリオイルを加えてボトルを振って撹拌したものを網戸にスプレーする方法も有効。水にグリセリンを少し加えれば、より長い時間効果が持続します。
蚊を殺すのではなく、蚊が嫌がって来なくなる、そんな理想的な効果がレモンユーカリなどのエッセンシャルオイルにはあるのです!