ティーツリーオイル・エクストラクトで楽しむ手作り抗菌石鹸


ティーツリーファームズのお客様には「手作り石鹸」を趣味として楽しんでいる方が多くいらっしゃいます。石鹸をエッセンシャルオイルで香りづけする際には、比較的多くのオイルが必要となりますので、大容量のオイルが手軽な価格でお求めいただけるティーツリーファームズの商品との相性が良いようです。
で、石鹸といえばやっぱり抗菌力が気になりますよね。インフルエンザをはじめ、風邪予防などに最も効果的だと知られているのが手洗いですから、しっかり洗える抗菌石鹸。ティーツリーオイルを利用すれば簡単に抗菌石鹸が作れてしまいますが、これだとティーツリーの香りばかりになってしまいます。
そこでオススメするのがティーツリーオイル・エクストラクト。微香性なのに一般的なティーツリーオイルの約3倍の抗菌成分を含有しているのですから。

ティーツリー石鹸のレシピを基本にして、そこに通常加えるティーツリーオイルの3分の1〜半分程度の量のティーツリーオイル・エクストラクトを加えます。これで抗菌成分はティーツリー石鹸並みなのに微香性で香りがあまり気になりません。そして、ここにたとえばラベンダーやローズ、ミントなどお好みの香りを加えていただくことで、香りを楽しめる抗菌石鹸が簡単に作れてしまいます。
香りが楽しめるティーツリー抗菌石鹸、挑戦してみませんか?

正しく理解する、猫の飼育とティーツリーオイルの関係


ティーツリーオイルは猫に対して毒性がありますが、どれほどなら危険なのでしょうか。
実際のところ、個体差がありますので一概にこれだけなら大丈夫、と言いきれるものはありません。ただ、毒性を示す理由は猫にはティーツリーオイルの抗菌成分「テルピネン4オール」を無毒化する酵素がない、ということであり、体内に取り込まれなければ毒性はない、ということになります。

ではどのようにして体内に取り込まれるのでしょうか。猫がティーツリーオイルを好んで飲むことはありません。ほとんどの場合、体に付着したティーツリーオイルの成分を毛繕いで舐めてしまい、結果、オイルの成分が取り込まれるというもの。しかし、アロマランプやディフューザー拡散した程度の量であれば、猫の体に付着するティーツリーオイルの成分は極めて微量ですので、中毒症状を示すほどの摂取ということはほぼあり得ないかと考えられます。
一方で、猫がオイルが入ったポットやディフューザーをひっくり返した際に体に多量のオイルが付着したり、ディフューザーの吹き出し口から多量のミストを浴びたりした場合にはリスクとなり得ます。
また、ティーツリーオイルを加えて入浴した後のバスタブに猫が転落し、多量のオイルが付着。それを毛繕いで舐めてしまって中毒を起こしてしまった、というケースも報告されています。
猫を飼っている場合、こうした事故のないよう、ティーツリーオイルを使ったアロマポットやディフューザー、そして入浴時の管理をしっかりとすることが重要です。

アロマセラピー・アロマランプと超音波式ディフューザーの香りの違いとは


キャンドルや電気と使って熱で気化させて空間に香りを広げるアロマポット。そして、超音波を使った振動で水とともにエッセンシャルオイルをそのまま霧状にして空間に噴霧する超音波式ディフューザー。双方とも香りを楽しむ器具ですが、一つ大きな違いがあります。それは熱。

様々な成分で構成されるエッセンシャルオイル。水蒸気蒸留で抽出されているオイルの場合、(気圧を変化させて抽出した特殊な場合を除いて)理論的にはそのすべての成分は摂氏100度までで気化します。しかし、気化を始める温度は成分によってバラバラ。つまり熱を使って気化させるタイプのアロマポットでエッセンシャルオイルを空間に拡散した場合、気化しやすい成分から順に拡散されることになるのです。そのため、オイルをから直接感じられる香りと、ポットから立ち上る香りには違いが生じるほか、拡散が始まった時の前半の香りと後半の香りには差異が生じることになります。

対して超音波式のディフューザー。こちらは成分の気化温度にほぼ関係なく、エッセンシャルオイルがそのまま拡散されるので、香りにムラが生じにくいのが特徴です(厳密にはタンク内の水の温度は振動により上昇しますが、加熱式と比べて小さな温度変化ですので、無視して良い程度と言えるでしょう)。
一方でカルシウムを多量に含んだ水道水の利用に適さない(噴霧されたカルシウムが白い粉になって床面などに付着してしまう)場合があるほか、噴霧量の大きな器具の場合には湿度の高い状況では結露の原因となりやすい、などといった問題点もあります。

慣れた時が危険かも・エッセンシャルオイルの取り扱い


一般的なエッセンシャルオイルは10mlほどの小さな小瓶に入り、高価。その上、強い成分で構成されていますから、最初のうちは少しずつ慎重に使っている方が多いと思います。
しかし、オイルの扱いに慣れ、さらにティーツリーファームズのエッセンシャルオイルのような、大きな容量のボトルを使うようになると、ついつい慣れた感覚でジャンジャン使ってしまいますね。
しかし、こんなエッセンシャルオイルの取り扱いに「慣れた頃」が実はちょっと危険かも。

お掃除などの日常生活上の用途なら多少強めの濃度でもほとんど影響ありませんが、アロマセラピーとしてさらに踏み込んだ使い方をしている場合には用量の厳守は重要。
慣れるとついつい「これくらい」と、使ってしまいがちですが、エッセンシャルオイルはとっても強い成分ですから、用途によっては安全のために毎回、キッチリ計量を行って、慎重に使う必要があることを忘れないでください。

エッセンシャルオイルを同じ香りで連続して使わない方がいい理由


  1. 大好きな香りはいつも使っていたい・・・そう感じるのはとても自然なことではありますが、それでも連続して長期間使用することは避けたほうがいい、今回はそんな話題です。

旅行先から帰った時、普段は気がつかない自宅の匂いを感じた事のある方は多いと思います。これはお部屋を締め切っていたことだけが原因ではありません。毎日の生活の中ですっかり慣れてしまって、感じられなくなっていた匂いが感じられたことがその理由。
これはアロマでも同じです。お気に入りの香りであっても、毎日利用すれば香りに対する慣れが生じ、徐々に感じられにくくなります。結果、使用する濃度がドンドンと高くなってゆく・・・

どんなエッセンシャルオイルでも、毎日連続して高濃度で使用することは好ましいものではありません。こうした事態を防止するために定期的に香りを変えてみましょう。できれば似た香りでなく、全く違う香りの方がいいかも。数種類の香りをローテーションで使用するのがオススメですね。
さらに、使用する濃度をコントロールして安定させるため、使うオイルの量は目分量ではなく、必ず計量して使用するようにすることも大切なポイントです。

良い香り、でもレモンマートルオイルで気をつけなければいけないこと


レモン果汁を思わせる爽やかで鮮烈な香り。レモンとは全く関係ないオーストラリアの樹木の枝葉から抽出されるこのエッセンシャルオイルはレモンマートルオイルです。その成分構成の90%以上がシトラール成分で構成されているので、その香りはとにかくスッキリしていてパワフルです。
しかし、パワフルゆえに気をつけなければいけないことがあります。それはシトラール成分にる刺激。たとえば高めの濃度で屋内に拡散すると目や粘膜にチクチクと刺激を感じることも。また肌への使用においても、十分に希釈を行わなかった場合には(体質にもよりますが)、発赤や湿疹といった作用が生じる場合があります。

レモンという、とても親しみやすい香りのため手軽に色々なシーンで活用したくなる香りですが、その非常に高いシトラール成分の濃度より、レモンマートルは慎重な取り扱いを求められるオイルでもあるのです。

イライラして機嫌の悪い子供を落ち着かせるエッセンシャルオイル


心を落ち着かせ、癒してくれるのがアロマの魅力。イライラして機嫌の悪い子供に効果の知られているエッセンシャルオイルがあるのです。それはアニスシード・マートル

兄弟喧嘩で不機嫌に泣き叫ぶ幼稚園児に、高い鎮静作用で知られるアニスシードオイルに近い成分と香りを持つアニスシード・マートルオイルの香りを嗅がせると、その表情がみるみる変化し、わずか数分ですっかり落ち着いたのです。
この様子は伝聞ではなく、私自身が目の前で目撃したのですが、その効果には本当に驚きました。

このエッセンシャルオイルは香りには好き嫌いの好みが分かれるかと思いますが、この効果には代え難いものがあります。

容器の底でベトベトになってしまったエッセンシャルオイルの洗浄には


ボトルのほか、キャップの内側やドロッパー、そしてエッセンシャルオイルを使った器具の底に付着してベトベトになったエッセンシャルオイルを見たことはないですか?
特に粘性の高いウッド系のオイルを使用した後に多くありますね。拭いても水洗いしても、ベトついてなかなかキレイに除去できません。

こんなベトベトを取り除くのに最適なのはエタノール。エッセンシャルオイルの成分はエタノールにとてもよく溶解するからです。
まず、洗浄したい容器や機器を熱湯で満たします。これでベトベトしたオイルの成分は柔らかく溶解しやすくなります。そして熱湯を排出して、熱いうちに今度はエタノールで洗浄すればOK。簡単ですね。

エタノールはアロマのお手入れに欠かせないアイテムです。

プラスチック容器にラベンダーオイルを入れたらボトルが割れちゃった


それは透明なスチロール製のプラスチック容器でした。小指ほどの太さの試験管状の小さな容器はラベンダーオイルのブレンドに使用するのには最適に思えたのです。

オイルのブレンドを開始して数分。全体が白く濁り始めます。しかしよく見ると濁っているのはオイルではなく、プラスチック容器のほう。プラスチックの変質が原因でした。そしてしばらくするとパチパチと音がしてヒビが入り、ついには容器が割れてしまいました。その間10分ほど。

この事故はラベンダーオイルの成分がスチロール製容器を腐食してしまったことが原因でした。同様のことはティーツリーオイルのほか、オレンジやレモンなどの柑橘系のオイルでも発生する可能性があります。
腐食による事故防止のため、エッセンシャルオイルのブレンドにはガラス容器を使うようにしてください。

※画像のプラスチックは割れませんでしたが、内部が腐食により変形している様子が見えます。

洗髪でティーツリーオイルを使ったら、ヘアマニキュアがとれちゃった・・・


ティーツリーオイルをそのままシャンプーに加えて、「ティーツリーシャンプー」を自作していたSさん。自作シャンプーを使い始めてから髪も地肌もすこぶる良好で、とてもお気に入りだったとのこと。

しかし、美容院に行った日の夜の入浴で思いがけない事態が。
美容院でヘアマニキュアを施してもらったSさん。いつものように自作のティーツリーシャンプーを使うと、ヘアマニキュアがすっかりとれてしまったのです。この原因はティーツリーオイルの成分。オイルの成分がマニキュアを溶解してしまい、キレイに洗い流してしまったのでした。

髪を染めるヘアカラーには影響ありませんが、髪をコーティングするヘアマニキュアにはティーツリーシャンプーは適しませんのでご注意を。