雑草の多い畑では良いオイルは作れない


延々と続く広大な畑。オーストラリア大陸の広さを感じさせる光景です。畑が広くなればなるほど大変になるのは畑の品質管理。つまり雑草のコントロールです。

ティーツリーラベンダーなどは機械を利用して刈り取りを行います。たとえばティーツリーの場合は地面よる10センチほどのところでバッサリと刈り取ってゆきますので、もし雑草が生えていても一緒に刈り取られてしまいます。
刈り取られた植物は専用容器に移されてそのまま蒸留工程へ。つまり、ここで雑草が多く混ざると、収穫した植物に加えて雑草まで一緒に蒸留されてしまい、雑草の成分が混ざった、低い品質のエッセンシャルオイルになってしまうのです。

品質の良いエッセンシャルオイルができる畑は雑草のないとてもキレイな畑なので、すぐに見分けることができるのです。

レモンティーツリーはマヌカに近い!


レモンのような香りのティーツリーという意味の「レモンセントティーツリー」。その葉はティーツリーと似ていて、指先で葉を潰せばレモンのような香りがします。

そのため、この植物がティーツリーに極めて近い種類の木だと思われがちなのですが、実は植物学的には少し離れていて、ティーツリーよりもマヌカに近い種類の木です。

ティーツリーに代表されるメラルーカ種の木がフワフワの花を咲かせるのに対して、レモンティーツリーは初夏になると「Leptospermum」種の植物に特徴的な五角形の花を咲かせます。

ニュージーランドで気をつけたい、マヌカとティーツリーの関係


ニュージーランドでティーツリーといえばマヌカのことを指す場合があるので、気をつけましょう。

ティーツリーファームズのお客様にとって「ティーツリーオイル」といえば、メラルーカ種の木から抽出されたオイルをイメージされることかと思います。そう、これが世界的にも一般的な理解(画像の木はメラルーカ種の方のティーツリー)。
しかし、ニュージーランドに限っては長年、マヌカの木をティーツリーと呼んできたことがあり、未だにこれらを混同しているケースを見かけます。
困ったところではマヌカの入った商品にティーツリーの木の絵が描かれていたことも・・・商品デザイナーの混乱ぶりがうかがえます。なぜ商品化の段階で気がつかなかったのか、不思議ではありますが。。。

ということで、ニュージーランドのメーカーが製造した「ティーツリー商品」を購入する際にはそれが本当のティーツリーなのか、ニュージーランドのティーツリー(マヌカ)なのか、必ず確認をすることが大切かと思います。

オーストラリアの街路樹はエッセンシャルオイルで有名なあの木


オーストラリアではオーストラリア産の樹木を街路樹や公園の木として積極的に採用しています。しかし、ユーカリの木は大きくなってしまうので、あまり採用されません。
ということで、ティーツリーファームズのある地域で街路樹として植えられるのはティーツリーレモンティーツリーマヌカレモンマートルなどの木。公園にけばニアウリの木も。

オーストラリアを旅する機会があれば、ぜひこうした道端や公園の木にも目を向けてみてください。そこには意外な木との出会いがあるかもしれませんよ。

※画像の中央の木は公園に植えられたレモンティーツリー

ダニ退治にはユーカリオイルって本当?


部屋のダニ退治にはユーカリオイルが効果的・・・そんな話を耳にしたことがあります。実際のところ、その効果は・・・あります。よく効きます。

しかし、強い成分で構成されるエッセンシャルオイルですから、ユーカリオイル以外であっても、高い濃度で浴びせるように使えば、小さなダニにはどんなエッセンシャルオイルだって大抵は効いてしまう・・・

ユーカリ独特の、あのツンとする香りを嗅ぐと、いかにも効きそうなイメージがしますから「ダニ退治にはユーカリオイル」というイメージが定着したのかもしれませんね。

ちなみにティーツリーオイル。低濃度でもよくダニ駆除に効きます。しかも香りも控えめで。
ティーツリーのダニ駆除スプレー

ユーカリオイルの多くはオーストラリア産じゃないという真実


ユーカリといえばコアラが食べる木として知られていることもあり、オーストラリアの木として知られていますね。そんなユーカリの木から抽出されるのだから、ユーカリオイルはみんなオーストラリア産・・・だと思っている方が多いようですが、現在ではその大半は中国産です。

しかし、ティーツリーファームズはオーストラリアのエッセンシャルオイルメーカーですから、レモンユーカリオイル(シトリオドラ種)をはじめ、メディフレグランスで出荷しているグロブルス種ラディアータ種のユーカリオイルまで、全てオーストラリア産のユーカリオイルを採用・出荷しています。

ケモタイプのエッセンシャルオイルって何でしょう?


『ティーツリーファームズのエッセンシャルオイルはケモタイプオイルですか?』 こんなご質問を過去にいただいたことがありました。他社さんが「当社の商品はケモタイプ精油です」と広告されているのを読んで、「ケモタイプのオイルは高品質なオイルのこと」だと理解しておられたようです。

では、ケモタイプとは何か? 同じ名前・種類の植物から抽出されたエッセンシャルオイルであっても、全く異なる成分構成のオイルが採れるとしたら、そこには大きな混乱が生じてしまいます。しかし実は、そんなことが実際にあるのです。有名なところではローズマリーやニアウリのオイル。成分構成の全く違うオイルが抽出されますので、香りも、そしてその用途も全然違うものに。
そこで、植物名だけで分類しきれないこれらの違いを明らかにするために採用されたのが「ケモタイプ(CT)」。オイルの成分構成によってローズマリー・カンファCTや、ローズマリー・1,8シネオールCTなどといった形で区別・表現します。

こうした区分を採用していないメーカーさんもありますが、ティーツリーファームズはエッセンシャルオイルを科学的・化学的に考えるメーカーですので、出荷ロットごとの詳細な成分解析をはじめ、ケモタイプの分類もきちんと行なっています。

虫除け効果のある精油の採れる植物は庭に植えても効果があるのか?


結論から。経験上、残念ながら十分な効果があるとは言えないと考えています(もし効果があったとしても、ないよりはちょっぴりだけマシと言った程度でしょう)。
虫除け効果で知られるエッセンシャルオイル(精油)が抽出される植物。オイルの源泉となる植物ですから、庭に植えれば蚊がこない・・・そう信じたいところなのですが。。。

植物の枝葉含まれる成分の濃度はエッセンシャルオイルに含まれるものと比較してはるかに小さいもの。つまりこれらを濃縮したものが蒸留によって濃縮され、エッセンシャルオイルになるワケですから、植物自体にはオイルほどに強力な虫除け効果はありませんでした。

虫除け効果に効果のあるとされる、とある植物の農園を訪問した時のこと。蚊が嫌うとされる植物の葉の陰に隠れ、そして飛び交うたくさんの蚊。これを見た時には恨めしくも思えました。(そして、やっぱりですが・・・たくさん刺されました。。。)

ユーカリとレモンユーカリ 同じユーカリでも精油はこんなに違う!

レモンユーカリオイル エッセンシャルオイル

レモンユーカリオイル エッセンシャルオイル
『ユーカリオイルって虫除け効果があるんですよね?』 こんなご質問をお客様よりいただくことがありますが、これには「ユーカリオイル」という名称で全く成分の異なる複数のユーカリオイルを混同されていることが多いように感じています。

一般的にユーカリオイルという名前で販売されているのがグロブルス種のオイル。80%以上の割合で含まれる1,8シネオールという成分に由来するツンとする香りが特徴です。似た成分構成の種類のユーカリオイルではグロブルス種よりマイルドな香りのラディアータ種、逆にさらに強い香りのブルーマリー種などのオイルがありますが、これらの香りを一括りにして一般的に「ユーカリオイル」として理解されていることが多いように思います。

対してシトリオドラ種のレモンユーカリ。同じユーカリ種の樹木のエッセンシャルオイルであるにも関わらず、1,8シネオールの含有量はわずか0.9%(2016年産のレモンユーカリオイル・EC-063の成分解析データによる)。対してシトロネラールという蚊が嫌う成分が81.8%も含有されています(データは前出のオイルと同じ)。もちろん、香りは一般的にユーカリオイルとして知られているオイルとは全然違いますので、その香りは全く異なります。

エッセンシャルオイルを詳しく知らない一般メディアでは、しばしば「ユーカリオイルで○○効果」などと紹介されることがありますが、同じユーカリ種の樹木より抽出されたエッセンシャルオイルであっても、樹木の種類によって抽出されるオイルは様々なのです。

レモンティーツリーを虫除けにオススメする理由


虫除け効果で知られるエッセンシャルオイル。より安価で高い効果のあるレモンユーカリオイルが多用されていますが、同時に香りを楽しむならレモンティーツリーを活用してみてはどうでしょうか?

蚊が嫌う成分として知られる「シトロネラール」と爽やかな香りの「シトラール」がバランス良く含有され、虫除け効果と共に甘さを感じさせる柔らかなレモンに似た香りが特徴のレモンティーツリーオイル。

蚊やブユのほか、感染症で知られるマダニ避けにも効果が知られていますので、野山でのハイキングや屋外作業での虫除けでも活用してみてください。