ティーツリーオイルの酸化で変わるもの・変わらないもの


ティーツリーオイルはエッセンシャルオイルの中でも比較的酸化の影響を受けやすいオイルと言えるかと思います。そのためその保管にはボトル内の酸素量を減らすなど、酸化の防止・抑制が重視されることになります。

さて、ティーツリーオイルが酸化することで大きく変わるのはその香り。本来は澄んだ爽やかな香りだったものが、酸化による劣化により、まるで化学調味料を多量に溶かしたような、独特の尾を引くような強い香りが和感を感じさせるようになります。
時折『ティーツリーの香りは薬品にような香り』と感じるという方がいますが、おそらくアロマ用の高いグレードのティーツリーオイルではなく、刺激成分の含有が多いクリーニングや日用品用グレードのオイルか、こうした酸化の進んでしまったオイルの香りを試されたのだと思います。
ちなみに、(しっかり管理されたアロマ専門店ではこうしたことはないのでしょうが)雑貨店や量販店などの店頭に配置されているテスト用のボトルで、酸化が進んでしまった残念な香りに出会うことがあります。

一方で、酸化が進んでも大きく変わらないのが抗菌力。このオイルの抗菌効果の源泉であるテルピネン4オールは酸化に強い成分であるため、抗菌だけに着目とすると酸化による劣化の影響を受けません。つまり香りは悪くても、抗菌用途としては活用できる・・・(腐ってカビが生えるようなことは絶対にありません・笑)。

オーストラリアの家庭にある救急箱でしばしば見つかる10年以上も前のティーツリーオイルの小瓶は、抗菌剤としてはまだまだ『現役』ということになりますね。

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