
ティーツリーオイルやユーカリオイルのように、多くの生産者があり、それぞれが大規模に生産しているエッセンシャルオイルがある一方で、小規模な家族経営で生産されているエッセンシャルオイルがあります。今回はこんな小規模に生産されているオイルにスポットを当ててみましょう。
具体的にはレモンセントティーツリーやロザリーナ、ネロリーナ、レモンマートル、アニスマートル等のオイルが挙げられるでしょうか。こうしたオイルは生産規模が小さかったり、規模は大きくてもその数が少なかったりしています。一方で、経済成長を続けるアジア各国からの引き合いが増加していて、新規の取引を断っている農園も多くあります。こうした状況は生産規模を拡大すれば解決できそうなのですが、オーストラリア国内における農業分野の労働力不足は深刻な問題。そのため人手のかからない作物に転作する農園も。加えて家族経営されていた農園の世代交代もあって、後継者がいない事による廃業で一部のオイルはむしろ生産量が減少しているものも。
これに加えて、ここ数年でこうした希少な種類のオイルを日本に出荷していた有力サプライヤーに廃業が相次ぎました。この影響でオーストラリア産の希少種オイルが入手できなくなってしまった日本国内のエッセンエシャルオイルブランドもあるようです。
生産量の変動と引き合い急増による国際競争の激化、そして流通の変化・・・様々な要因が絡み合い、複雑に影響しているオーストラリアのエッセンシャルオイルマーケット。特にこれから大きな影響が広がる(入手がもっと困難になる)のは世界的に人気の高まっているレモンセントティーツリーとレモンマートルのエッセンシャルオイルだと予想しています。





火災当時、この幹線道路(ハイウェイ)も完全通行止めになりました。背の高い木のほとんどはユーカリの木です。
地面には灰が積もっています。
火災で倒れた木が道をふさいでしまうため、道路沿いにはチェーンソーで切断された木がたくさん積まれています。中には直径1メートルを超える大木も多くあり、消火活動だけでなく、火災後の交通網の確保も大変な仕事であることが理解できました。
この画像は火災の発生していた当時、2019年12月6日に撮影。午後3時頃の様子です。煙が立ち込め、太陽が真っ赤でした。
一見、全てが死に絶えてしまった森に見えるのですが、早くも次の緑の葉が育っていました。
てっぺんまで焼けてしまったこんな大きなユーカリの木ですが、幹から新しい枝が伸び始めています。
火災で燃えてしまったティーツリーの畑の様子。
わずか6週間後にこれだけ復活するのですから、やはり強い木ですね。



