エタノールで希釈されたエッセンシャルオイルのリスクを考える


市販のエッセンシャルオイルのうち、その一部はエタノール(アルコール)を使って希釈&水溶化されています。その理由はコストと技術的な理由。
エタノールは安価な上、種類を問わずエッセンシャルオイルと混ざりやすいのです。つまり水溶化剤としてあまり技術がなくても簡単に利用できる・・・。
ちなみにエッセンシャルオイルは植物ごとにその成分構成が大きく異なることから、エタノールを使用せずに希釈・水溶化する場合、オイルの種類によっては白濁したり、うまく混ざり合わず水溶化できないことも多く、技術的にその開発は難しくなります。

一方でエタノールを利用して希釈・水溶化することによるデメリットは3つ。
1つ目はアルコールが香りに干渉すること。アルコールが持つ臭いが強いため、穏やかに香るエッセンシャルオイルに混ぜた場合、残念ながらその香りは台無しになってしまいます。
2つ目は体への刺激。エタノールの成分が肌や目、粘膜などに対して強い刺激を与えるため、香りを強くするために濃度を上げて使ったり、長い時間連続使用するとチクチクと刺激を感じることがあります。
3つ目は引火性。エタノールは常温でも引火しますので、火気厳禁。ほとんどのエッセンシャルオイルよりもエタノールの引火点は低いので、実はピュアオイルよりもずっと危険なのです。キャンドル式のアロマランプを使うような場面ではその使用は絶対に避けるべきでしょう。

このようなことから、掃除や除菌を目的に水で希釈して使用するような場合は別として、香りを楽しむ目的ではエタノール希釈されたオイルの使用はあまり良い選択とは言えないのです。

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