
前回の記事で、オーストラリアの小規模な家族経営農園の話題に触れました。そこで今回はそんな農園さんの話をもう少し深くご紹介しましょう。
こうした小規模な農園さんの多くは自宅に隣接した農園を経営しています。その生産規模はエッセンシャルオイルの生産量に置き換えると年間数百キロから1トンほど。小規模とはいえ数百エーカー(東京ドームがいくつ入る?)といった規模ですから日本で言う小規模農園とはスケールが違います。
で、そこから採れるエッセンシャルオイルですが、植えられた植物の個性と土壌環境、気候、そして蒸留技術の影響を受けて、同じ植物名であっても生産されたオイル成分構成は結構違うんです。例えばレモンティーツリーオイルやロザリーナオイルなどで生産農家ごとの違いが成分分析結果に顕著に表れます。
特に植物の個性については、その苗木が最も好ましい成分のオイルが抽出される木を元に挿し木によるクローンで株数を増やして生産されますので、農園ごとの違いはさらにハッキリしたものになるのです。
ワインでも、ブドウの栽培から醸造までの工程を経て、そのワインは隣接する農園とは大きく違う仕上がりになる、というのは有名な話ですが、エッセンシャルオイルにおいてもこれと似たような状況があるのです。






火災当時、この幹線道路(ハイウェイ)も完全通行止めになりました。背の高い木のほとんどはユーカリの木です。
地面には灰が積もっています。
火災で倒れた木が道をふさいでしまうため、道路沿いにはチェーンソーで切断された木がたくさん積まれています。中には直径1メートルを超える大木も多くあり、消火活動だけでなく、火災後の交通網の確保も大変な仕事であることが理解できました。
この画像は火災の発生していた当時、2019年12月6日に撮影。午後3時頃の様子です。煙が立ち込め、太陽が真っ赤でした。
一見、全てが死に絶えてしまった森に見えるのですが、早くも次の緑の葉が育っていました。
てっぺんまで焼けてしまったこんな大きなユーカリの木ですが、幹から新しい枝が伸び始めています。
火災で燃えてしまったティーツリーの畑の様子。
わずか6週間後にこれだけ復活するのですから、やはり強い木ですね。


