真面目に考える、ティーツリーオイルで「天ぷら」が作れない理由


オイルといえば、一般的にイメージされるのはサラダオイルなどの食用油でしょうか。こんな連想からエッセンシャルオイルに対しても「油脂」だという誤ったイメージを持っている方が時折いらっしゃるようです。そして「エッセンシャルオイルで天ぷらは作れるのかな?」といった発想(もちろん冗談でしょうが)につながるようです。

で、今回は真面目にこれが実現可能なのかを考えてみましょう。

実際のところエッセンシャルオイルは揮発油でその成分は「化合物の複雑な混合物」。また気化する温度も低いので、油脂のように液体の状態のまま温度をどんどんと上げることができません。たとえばティーツリーオイル。水蒸気を使って蒸留して作られたわけですから、オイルのすべての成分が水より低い摂氏100度に到達する前に気化してしまうことになりますよね。
天ぷらは衣に含まれた水分を天ぷら油の熱(通常は160〜180度ほどでしょうか)で気化させて「乾燥」させることでサクサクになるわけですから、水よりも先に気化を始めてしまうティーツリーオイルでは衣をから水分を抜いてサクサクに仕上げることができないのです。
なので天ぷらは作れません。
また、一般的なティーツリーオイルの引火点は60〜65度前後になりますから、料理以前にコンロの火の引火による火災の心配をしなければいけませんね。

まあ、もしうがい等でティーツリーオイルの「味」を知っているなら、仮に数々の難題をクリアして天ぷらが作れたとしても、美味しくなるとは思えないでしょうけれど。。。

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※このページではオーストラリアで知られているエッセンシャルオイルに関わる様々な情報を公開しています。ただし、実際のご利用に際しましては十分にご注意いただき、利用者ご自身の自己責任にて安全にご使用ください。



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