ティーツリーの育つこの地域の海岸沿い。海岸には白い砂浜が続き、内陸には湿地帯が広がります。
湿地帯といっても、雨が降ると泥沼のようになり、夏には激しく乾燥して地割れするような土地。ここにはティーツリーと同じメラルーカ種の木々が生い茂る原生林です。
人の目が届きにくい、こんな原生林の間を縫うように幹線道路が通っているのですが、去年の夏、ここを運転していると超低空飛行をする真っ黒なヘリコプターが突然目の前に現れてビックリ。そしてその先にはパトカーが数台。
事故か検問かと思い慌てて減速しましたが、パトカーは通行を止める様子もなく、ヘリはそのパトカーのすぐ脇で空中停止(ホバリング)。ヘリの下には何やら大きな植物らしき束が下がっていました。
この光景はズバリ、大麻の摘発です。人目の届きにくいこうした原生林の中で大麻の違法栽培があるのだとか。ニュースで聞いたことはありましたが、摘発のシーンを目の前にするとは・・・ビックリしました。
中に迷い込んでしまうと出てこれなくなってしまいそうな、そんな広大で延々と続く広い原生林ですが、だからこそ、ヘリコプターを使ったこんな摘発が必要になってくるようです。