それってアロマ用じゃないっ! ティーツリーの香りに「好き」「嫌い」と意見が分かれる原因を考える


ティーツリーの香りに対して「緑の澄んだ香りがして大好き!」という方がいらっしゃる一方で「ツンツンと薬っぽい香りが苦手」というご意見もあり、好き嫌いが分れる精油、などと思われたりしていますが、この原因は意外なところにありました。
一方はアロマ用のグレードを、もう一方はお掃除などで使用する日用品グレードの香りを「ティーツリーの香り」と、一括りにして理解していたからなのです。

ティーツリーオイルは他の精油と違って日用品用途が広いため、様々なグレードのオイルが流通していています。たとえばオーストラリアのスーパーマーケットで販売されているティーツリーオイルは、ツンツンする刺激成分の含有が多いものの、お掃除などの日用品用途であれば十分な品質です(そのため、日本に輸入されたものが高品質オイルなどと書かれて販売されていますが、これは日用品用途グレードの中で比較すれば高品質という意味であり、アロマセラピーで使用される、ティーツリーオイルとしてより高いグレードであることと示すものではありません)。

一方で、香りを楽しむような繊細な用途のティーツリーオイル(プレミアムグレード)は刺激成分含有が少なく抑えられ、香りが全く違います。刺激成分の割合が抑えられることで穏やかな森林を思わせる香りとなり、さらに相対的に抗菌成分の含有量が増えますので、抗菌力は日用品グレードを凌ぐ品質になります。
世界中のアロマテラピー用エッセンシャルオイルメーカーがティーツリーオイルとして自社商品に採用するのがこのプレミアムグレードか、それ以上の品質のティーツリーオイルであり、日用品グレードのオイルが採用される事は絶対にありません。

こんな事実を知らずに、ただ「ティーツリーオイル」という名称だけで判断してしまうなら結果、冒頭の「好き・嫌い」といった、そもそも比較対象が根本的に異なっている2種類のオイルを同じ机上で議論するような、全く無意味な議論になってしまいます。

ティーツリーオイルの香りが嫌いというアナタ、もしかして間違って「お掃除用のティーツリーオイル」をアロマで使っていたりしませんか?

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※このページではオーストラリアで知られているエッセンシャルオイルに関わる様々な情報を公開しています。ただし、実際のご利用に際しましては十分にご注意いただき、利用者ご自身の自己責任にて安全にご使用ください。



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