洪水のあとのティーツリーオイルの成分変化に対応するために


ティーツリーオイルの産地となるオーストラリア・NSW州の北部地域。ノーザン・リバーズとも呼ばれるこの地域はその名前の通り、標高差が小さいフラットな地形に多くの河川があるため、古くから湿地が多く、洪水も多い地域になります。
こんな地域を原産地として自生するのがティーツリーの木。そのため、洪水には強く、そう簡単に水没で死滅してしまうことはありません。

洪水に遭ったティーツリーの多くは葉を失います。丸坊主になり、一見すると枯れてしまったように見えますが、数週間で赤っぽい色の新芽を吹き、徐々に元の姿に戻ってゆきます。
一方で、このような新芽には1,8シネオールの成分が多く含まれ、洪水からしばらく経過したタイミングでハーベストされたティーツリーオイルは刺激の強いシャープな香りに。一般的なグレード認識で言えば、少し低めの仕上がりになってしまいます。
一般的に洪水が多いのは3月から6月頃。地面が乾いてハーベストのトラクターは入れるようになるのが9〜10月頃になりますが、洪水のあった年の場合、夏を迎える前のこの時期に作られたティーツリーオイルはこんな仕上がりになるのです。

5年前の2017年に発生した洪水の後には、ティーツリーファームズでも、こうした少しシャープな香りのオイルを出荷させていただくことになりました。今年、2022年に発生した洪水ではいち早く洪水の直前にハーベスを終えたオイルを多めに確保し、洪水による成分変化の影響がお客様に及ばないよう、準備をさせていただきましたので、安心してティーツリーファームズのティーツリーオイルをお求めいただきたいと思います。

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※このページではオーストラリアで知られているエッセンシャルオイルに関わる様々な情報を公開しています。ただし、実際のご利用に際しましては十分にご注意いただき、利用者ご自身の自己責任にて安全にご使用ください。



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