重視する点は2箇所! シンプルなティーツリーオイルの品質の見分け方


ティーツリーオイルの成分分析表。「でも、そんなものを見せられても、品質が良いのかどうかわかりません」とおっしゃられる方が大半かもしれません。(それでも品質に自信がありますので、ティーツリーファームズでは全ての出荷ロットで分析表を公開しています!)

そこで、今回はティーツリーオイルの成分分析表のチェックポイントをご紹介しましょう。
チェックすべき点は「1,8シネオール(1.8-cineole)」と「テルピネン4オール(terpinen-4-ol)」の2点。ティーツリーファームズで公開しているティーツリーの成分分析表では6番目と9番目の項目です。

まず、「1,8シネオール」。この成分は刺激成分なので少ない方が好ましい品質。時折、ツンツンと薬品のような香りのするティーツリーオイルがありますが、これはこの成分の含有が多いことが原因。お掃除や消毒など、日用品グレードで十分な使用方法の場合、5%程度を目安にすると良いでしょう。香りを楽しむ目的ならプレミアムグレードに相当する3%未満のオイルを選択するのがオススメです。

そして「テルピネン4オール」。この成分はティーツリーの抗菌効果をもたらす成分。最も重要視されるべき成分で、基本的にこの割合は高いほど好ましいオイルです。以前は30%以上が基準値でしたが、2017年より新しくなったISOの基準値では35%とされています。
35%あれば十分な抗菌効果がありますので、35%から40%に近い数字が確認できれば良いでしょう。
時折40%を大きく超えるオイルも存在しますが、この数値だけが極端に高いオイルは逆に要注意。残念ながら「高品質を偽装」するために、針葉樹から抽出した成分を混ぜ合わせて数値を調整したオイルがアメリカなどを中心に散見されます(ACCC:オーストラリア公正取引員会の2016年の独自調査による発表)。
メラルーカ種以外のオイルがブレンドされていますので、この時点でISOの基準よりこのオイルばティーツリーオイルと呼ぶことが国際的に認められません。

色々な成分について記載されているティーツリーオイルの成分分析表ですが、大まかに品質を理解するためには、これからはまずはこの2つの成分をチェックしてみてください。

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※このページではオーストラリアで知られているエッセンシャルオイルに関わる様々な情報を公開しています。ただし、実際のご利用に際しましては十分にご注意いただき、利用者ご自身の自己責任にて安全にご使用ください。



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