初めて見たときの感想はただただ「驚き」。広大な湖の水が全てこんな紅茶色なのですから。。。
オーストラリア東海岸。ティーツリーの故郷となるこの地域の海岸沿いに広がるのがティーツリーをはじめとした、メラルーカ種の樹木の原生林です。そしてこうした原生林から樹木の成分を染み込ませて流れ出てくる水はこんな紅茶色をしているのです。
画像はこうしたティーツリー湖の一つとして知られるNSW州、レノックスヘッドにあるエインズワース湖の様子です。海に隣接するこの湖もその周囲を原生林に囲まれ、その水は紅茶色。海に隣接しているものの、淡水で小魚や鴨も泳いでいました。
この水、少し口に含むと紅茶とまではいいませんが、わずかに木の香りが。
地元ではここで泳ぐと肌がツルツル、髪はサラサラになることが知られていています。メラルーカ種の木々から抽出されるエッセンシャルオイルにはスキンケアやヘアケア効果があるものが多く知られていますが、水に溶け出た樹液にもこのような効果があるのは不思議な反面、納得できてしまう効果だと思いませんか?
このエインズワース湖。ティーツリー湖として知られているものの、周囲を囲むのはニアウリなどの木が目立ちます。しかし、オーストラリアではティーツリーオイルが抽出されるティーツリーの木以外に、ニアウリなどのメラルーカ種の木々を含めて、その全てをティーツリーと呼ぶのが一般的。なのでその周囲を「ティーツリーオイルが採れるティーツリーの木」だけで囲まれている湖ではありませんで、この点は誤解しないでください。
そしてこのような湖はこのエインズワース湖だけではなく、この地域より南北数百キロの地域に広く点在しています。どこも、同じようにメラルーカ種の植物を中心とした原生林に囲まれ、ワラビーやカンガルー、エミューなどの野生動物がその周囲に暮らしています。
こんな不思議で素敵な湖が見られる場所。
ここがティーツリーオイルが作られているオーストラリアのティーツリーの故郷の光景です。