判断材料を「香り」から「成分」にまで広げることで見える、アロマの機能と魅力


車に乗っている時を思い出してください。あなたが運転をしている時と、助手席に座っている時とでは、同じ道を走っていても車窓から見ている景色や見ているポイントって結構違っていたりしませんか?
これと同じ様にエッセンシャルオイルのブレンドを考える場合、香りだけを考えている場合と、その成分構成まで含めて考えてている場合とでは、見えてくる光景が違って、きっとブレンドの設計にも大きな違いが出てくる事でしょう。

たとえば蚊をターゲットにした虫除けブレンドを作る場合。
単純に「レモンっぽい香りが効果的」だと考えたなら、レモンマートルやレモングラスのオイルなどを選択してしまうかもしれません。しかし、これらのオイルにはコバエなどが嫌う「シトラール」は多く含まれている一方で、蚊が嫌う成分「シトロネラール」が含まれていませんから、残念ながら蚊除けとして効果的なブレンドは作ることができません。一方で、レモンユーカリレモンティーツリー、シトロネラのオイルなら蚊が嫌う「シトロネラール」を多く含有していますので、このブレンドで選択すべきなのはこれらのオイルだということを判断することができます。

このほか、ペパーミントに多く含まれる成分「メントール」にも蚊除けの効果があります。これがわかれば、同様に「メントール」を多く含む日本ハッカのオイルにも蚊除け効果が期待できることが容易に想像できることでしょう。
印象が似ていてもメントールをほとんど含まないスペアミントオイルでは直接の代替にならないことも想像できますよね。

エッセンシャルオイルを考えるとき、その香りはとても重要な要素ですが、考える幅をそのオイルに含まれるメジャーな構成成分にまで広げることで、アロマはさらに楽しく、そしてより機能的で実用的なものになると思いませんか?

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※このページではオーストラリアで知られているエッセンシャルオイルに関わる様々な情報を公開しています。ただし、実際のご利用に際しましては十分にご注意いただき、利用者ご自身の自己責任にて安全にご使用ください。



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