ホホバオイル

オーストラリア産ゴールデンホホバオイル

(ゴールデン / 無精製・無漂白)

ホホバオイルとは?

オーストラリア産ゴールデンホホバオイル
オーストラリア産の新鮮で希少なホホバオイルです。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州西部内陸部で生産されたホホバオイルはその土壌から栄養価に満ちたオイルとして知られています。

ホホバオイルはその成分が皮脂に近い事から化粧品のほか、マッサージオイルのキャリアオイルとしても人気が高いオイルです。日本ではアメリカ産の商品が有名ですが、乾燥の厳しい砂漠地帯に生育するホホバにオーストラリア大陸内陸部の気候・環境が合い、その豊かな土壌から栄養価の高いホホバオイルが生産されています。

なお、当社のホホバオイル圧搾法により抽出され、漂白・精製されること無く商品化していますので、オイルの色は無色透明ではなく、ゴールドカラーになります。

【オイルの白濁・凝固について】
ホホバオイルは摂氏10度前後でワックス状に凝固します。そのため温度の低下により白濁や沈殿物が生じる場合があります。また、オイルはマイクロフィルターでろ過処理されていますが、ホホバ由来の成分によるによる凝固や白濁、沈殿が生じる場合があります。こうした場合でも品質には全く影響はありません。

商品概要
商品名 ホホバオイル (ゴールデン) 125mlボトル/500mlボトル
植物学名 Simmondsia chinensis
カテゴリ キャリアオイル(植物油)
抽出方法 低温圧搾法 (コールドプレス)
生産国 オーストラリア
農薬の使用 あり (農園周辺での除草剤のみの使用でホホバへの直接の農薬散布はなし)
補足データ 日本では薬品を用いて漂白・精製された無色透明のホホバオイルが一般的に知られていますが、当社取り扱いのオイルは異なります。これは漂白・精製する必要のないハイグレード・高品質オイルをそのまま商品化しているためです。漂白オイルより価格面で若干割高になっていますが、これはこのような品質面での差によるものです。

ホホバオイルは10~12度前後の気温で凝固します。従って冬場は常温でも凝固する可能性がありますが、凝固しても品質に影響はありません。この場合、暖かい部屋で自然に溶解させるか、もしくはボトルをビニール袋などに入れ、ぬるま湯に浸して溶解してください。

オイルのお肌への使用にあたっては必ず事前にパッチテストを行い、肌への副作用やアレルギー反応が出ない事をご自身でご確認いただいた上でご使用下さい。

【ご注意】
本商品にはドロッパーやポンプ、スライドキャップなどは付属しません。これらが付属した商品をご希望のお客様は姉妹商品の『Q’us(キュアス)ホホバオイル』をお求めください。


オイルはロットによりこのように若干の濁りがある場合があります。
ホホバ由来の成分ですので、品質には全く影響ありません。
商品価格
125mlボトル 2,300円
(PET遮光瓶入り ドロッパーなし)  *10mlあたり184円
500mlボトル 7,800円
(PET遮光瓶入り ドロッパーなし)  *10mlあたり156円
姉妹商品『Q'us Jojoba Oil』について

ホホバオイル専門ブランド『Q’us(キュアス)』でも8種類のゴールデン・ホホバオイルを販売しています。プレーンタイプのオイルのほか、ラベンダーやレモン、オレンジ、ペパーミント、ゼラニウム、ローズの香りが楽しめるフレグランスタイプ、抗菌成分を配合した天然抗菌タイプからご選択いただけます。
詳しくは『Q’us ホホバオイル』のホームページをご覧下さい。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

レモンマートルオイル

レモンマートル エッセンシャルオイル

減農薬栽培オイル(食用利用を目的とした減農薬栽培)

レモンマートルオイルとは?

レモンマートル エッセンシャルオイル
レモンマートルのエッセンシャルオイルはレモンの果実のような 澄んだ香りが特徴である一方、レモンオイルで懸念される光毒性がありませんので、レモンオイルの代用としてコスメティックプロダクトの香りづけに使用することが可能です。また毒性がありませんので、オーストラリアではごく微量を食用としてもしばしば用いています。
なお、葉がハーブティーの素材として世界的に引き合いが高まった影響を受けて、近年はオイルの生産量が急減。ここ数年で入手が困難なオイルになりつつあります。

90%以上という非常に高い割合でシトラールが含有されており、 消毒殺菌効果、防腐効果、抗ウイルス性に優れています。また、シトラールの香りは鎮静作用、リラックス効果が高いことでも知られており、柑橘系のフレッシュな香りが気持ちをリラックスさせてくれます。

なお、本商品はAS4941-2001 : Australian Standards(AS規格)で’定められた品質基準を満たしています。

香りの強さ  ★★★★★+ (+5/5)

◆農園ではレモンマートルの葉をエッセンシャルオイルの抽出以外に、食用のハーブティーやスパイスとして加工することを前提に生産しているため、ほぼ無農薬に近い、厳格に管理された環境で栽培されています。

商品概要
商品名 レモンマートルオイル 50mlボトル
植物学名 Backhousia citriodora
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 減農薬栽培オイル(食用利用を目的とした減農薬栽培)
補足データ レモンマートルオイルは成分中に占めるシトラールの割合が非常に強いためピュアオイルが直接肌に触れた場合、発赤や湿疹などの症状が出る可能性があり、取扱い時には注意が必要です。
また、アロマテラピーでの芳香浴であっても敏感肌の方の場合、高い濃度で使用しますと肌に刺激を感じるケースがまれにあります。
また樹脂(プラスティック)を激しく腐食しますので保管には注意が必要です。
光毒性はありません。
商品価格
50mlボトル 4,800円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり960円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
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【香りの特徴】
ボトルを開封した瞬間から鮮烈な香りが立ちのぼる・・・そんなパワフルな香りを持つのがレモンマートルオイルです。

その名の通りレモン果実を思わせる香りを持つものの、レモンとは全く関係のないユーカリなどに近い種類の植物で、オイルはこの木の葉を水蒸気蒸留することにより抽出されます。

香りはレモンの果汁・果肉に似ているため、果皮から低温圧搾により抽出されるレモンオイルの代替とはなりません。一方でレモンオイルに強く残る果皮からの独特の苦味を感じさせる香りが無いため、むしろ果汁・果肉の香りに慣れた一般の方には「レモンオイルよりもレモンに近い香り」と感じられる、ユニークな存在です。

他の精油とのブレンドについてですが、このオイル自体が大変強い香りを持つため、少量でも他の香りを圧倒し、マスクしてしまう事が多々あります。刺激のあるミント系の香りとの相性は良いですが、それ以外の場合はごく少量のブレンドから試すのがお勧めです。

【精油の成分】
オイルはその構成成分の9割以上をシトラル成分が占めているため、香りが強い一方で成分も大変強いものとなります。この事から、使用者の体質によるものの、十分に希釈されないままに肌に触れると肌が赤くなったり、痒みを伴った湿疹などが出る事がしばしばあります。
また、ディフューザー等を使った空間への拡散で使用した場合においても、高濃度で使用すると肌に刺激を感じることもありますので、取扱には注意が必要です。
また、比較的酸化が進みやすいため、香りの劣化を防止するためにも長期保管が予想される時には予め小瓶に分けて密封するなど、酸化防止の工夫をお勧めします。

【精油の活用法】
成分は大変強いものの、オイルには毒性がないため、十分に希釈すれば食用としてさえも利用できます。例えばオーストラリアのレストランにおいては100mlほどのオリーブオイルに対して1~2滴加え混ぜ合わせたものを、魚料理やサラダなどに使用しています。

このほか、日用品用途としてレモンマートルオイルを活用した石鹸やでデオドラント、虫除けなども製造されています。しかしながら成分が大変強いため、他のオイルとブレンドしての活用が多いようです。

光毒性もないため手作りコスメなどの素材として活用できますが、あくまでも香りを加える事を目的とし、十分に希釈して使用する事が重要です。

【オーストラリアでは既にメジャーな香り】
レモンマートルオイルは日本ではまだあまり知られていないマイナーな存在ですが、オーストラリアにおいては食品や日用品の香りづけに活用されているため、既にメジャーな存在です。また、その葉はハーブティーとしても高い人気があり、世界的にも広く知られる存在となりました。
オーストラリア旅行をするなら土産物品店でレモンマートルを活用した石鹸やハーブティーなど様々な商品を目にすることができるでしょう。一般的なスーパーマーケットでもレモンマートルの香りを活用した食品や日用品に出会うことができます。
日本でも徐々に知名度が上がりつつある精油ですので、アロマに関心の深い方には是非一度お試しいただくことをお勧めします。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

レモンセントティーツリーオイル

レモンティーツリー エッセンシャルオイル

(セミオーガニック・無農薬栽培オイル)

レモンセントティーツリーオイルとは?

レモンティーツリー エッセンシャルオイル
レモンの果実の香りを思わせるような澄んだ香りの中に、同時に甘みを感じさせる香りが同居するエッセンシャルオイルです。光毒性がないため、マッサージオイルなどでレモンオイルの代替としても使用する事ができます。

名前は「ティーツリー」が冠されているものの、ティーツリー(メラルーカ種)の亜種ではなく、植物学的な分類上はマヌカなどに近い種類になります。植物の見た目がティーツリーに似ている事から、この名前がつけられました。
オイルの構成成分もシトラルを中心に構成されており、ティーツリーと全く異なりますが、異なるプロセスでの強い殺菌効果があることでも知られています。
また、蚊が嫌うシトラルとシトロネラールがバランス良く含まれており、クセのない香りを楽しみながら虫よけにも活用する事ができます。

香りの強さ  ★★★★★ (5/5)

◆「セミオーガニック」オイルとは?
オーガニック認証を受けていませんが、農薬や化学肥料を一切使用しない、オーガニックオイルと同等の品質のオイルです。認証にかかるコストを抑制する事により高品質でありながら低価格を実現しています。

商品概要
商品名 レモンセントティーツリーオイル 50mlボトル
植物学名 Leptospermum petersonii
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 なし (セミオーガニックオイル)
補足データ 名前に「ティーツリー」を冠している為、ティーツリーの代替用途としてのお問合わせをしばしばいただきますが、オイルの成分構成は全く異なりますので、 基本的に代替としての使用はできません。
光毒性はありません。
商品価格
50mlボトル 3,200円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり640円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
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【レモンセントティーツリーとは?】
別名はレモンティーツリー。一説には葉がティーツリーと似ていると言うことでこの名前がつけられたと言われています。確かに一見すると似ていますが、樹皮はティーツリーの属するメラルーカ種のものとは大きく異なります。また花もティーツリーの花が綿菓子のようなフワフワしたものなのに対して、レモンティーツリーは全く異なる五角形のような花。この花の形状はLeptospermum種の植物にみられるもので、同じ種に属するマヌカの花と大変似ています。
実際のところはオーストラリアでは細かな品種にこだわらず、原生林に一緒に生えるメラルーカ種やLeptospermum種の植物を一括りにして全てティーツリーと呼んでいたことから(未だにそう呼ばれています)、「レモンみたいな香りのするティーツリー」という名前になったようです。

【精油の特徴】
この植物から抽出されるオイルはティーツリーオイルとはその成分も香りも大きく異なります。時折、名前から「香りは違うもののティーツリーオイルと同質」だと誤解されている方もおられるようですが、全く別物ですのでご注意下さい。

レモンティーツリーオイルはシトラル成分を中心に構成され、これらが全体の約4~5割。さらにシトロネラールが1~2割ほど含まれます。これらは蚊が嫌う成分として知られているもので、この結果、レモンティーツリーオイルには高い虫除け効果があります。シトロネラールを中心に構成されているレモンユーカリオイルにも同様に高い虫除け効果がありますが、レモンティーツリーの方がシトラル成分が多く含まれている分、柑橘系の香りが強く、香りの上で好まれる方が多いオイルです。この事からTea Tree Farmsがヒーリングスタイルで製造販売しています『ハーブの虫よけスプレー』もレモンティーツリーオイルを主成分にしています。

オイルの構成成分には植物によりかなりの個体差があるため、結果として生産する農園毎にオイルの構成成分に比較的大きな違いがみられます。ただ、シトラル成分を中心とした香りのためか、成分分析上は違いが大きく見えても、香りにはほとんど違いが感じられないオイルです。

【精油の活用法】
レモンティーツリーオイルには太陽光により肌にシミを作る「光毒性」はありません。そのため、手作りコスメや手作り石鹸などで柑橘系の香り付けをするのに適したオイルです。名前こそレモンと冠していますが、実際の香りは少し甘みを感じさせる、レモンとオレンジの中間ほど。強いレモンの香りを期待するならレモンマートルオイルの方が適しているかと思います。
抗菌については、穏やかな抗菌効果があることが知られていますが、しっかりと抗菌をするならやはりティーツリーオイルの選択をお勧めします。

【香りの楽しみ方】
ほのかにスパイシーな香りは他の精油とブレンドすることなく単体でも香りを十分に楽しめます。ブレンドならペパーミントやスペアミントなどのミント系の香りがお勧め。このほかブルーサイプレスとも良いコンビネーションがお楽しみ頂けます。
禁忌は特になく、穏やかながらメリハリのある香りで香りの持続時間も長いため、アロマ初心者の方にも比較的使いやすい精油です。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

ニュージーランド ラベンダーオイル

(低アレルギーケモタイプ)

ニュージーランド ラベンダーオイルとは?


一般的なラベンダーオイルの主要成分となるリナロールの含有量が低く、一方でもう一つの主要成分となる酢酸リナリルの含有量が非常に高いという、世界的に見て唯一の成分構成を持っているのがこのニュージーランドラベンダーの特徴です。

タスマニアンラベンダーと同様に、ヨーロッパ産のラベンダーと比較してカンファの含有量が少ないため、刺激が少なく穏やかであると同時に、酢酸リナリルの作用によりパワフルでスッキリしたラベンダーの香りを楽しむ事ができます。

リナロールはリラックス効果をもたらす一方で、体質によってはアレルギーの原因ともなる成分です。一般的なラベンダーオイルには30%台の割合で含まれていますが、ニュージーランドラベンダーには半分以下の15%ほどしか含まれていません。もう一方の酢酸リナリルにも高い鎮静・リラックス効果があることから、この高い数値でリラックス効果を損なうことなく、低アレルギーな成分構成を実現しています。

香りの強さ  ★★★★★ (5/5)

 

商品概要
商品名 ニュージーランド ラベンダーオイル 50mlボトル / 25mlボトル
植物学名 Lavandula angustifola (Lavandula officinalis) Avice Hill
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 ニュージーランド
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 あり (管理された環境での毒性のない抗菌剤、及び農園周辺での除草剤の使用があります。殺虫剤の使用はありません。化学肥料の使用はありません。)
補足データ ニュージーランド産ラベンダーのうち、体質によってアレルゲンとなる可能性のあるリナロールや刺激成分となるカンファの含有量が非常に低いアビスヒル(Avice Hill)種のエッセンシャルオイルです。
ラベンダーオイルは世界中で最も多用されているオイルの一つですが、同時にその成分が体質に合わないケースも目立つオイルでもあります。香りを損なうことなく、アレルギーの原因となるリナロールの含有量を抑えたこのケモタイプのオイルは「低アレルギーケモタイプ」として近年、世界的に注目を集めている新しいタイプのラベンダーオイルです。
なお、このオイルは蒸留後、一定期間の熟成を経た後に出荷されます。
農薬の使用についてですが、オイルへの影響を避けるために花芽の出る前の一定の時期にのみ伝染病予防のための抗菌剤の使用、および農園周辺ので除草剤の使用がありますがその性質上、オイルへの残留はありません。
商品価格
50mlボトル 5,380円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり1,076円
25mlボトル 3,230円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり1,295円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。

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【ニュージーランドラベンダーとは?】
ニュージーランドラベンダーはその名の通りオーストラリアの隣国ニュージーランドの南島、クライストチャーチに近い地域で栽培され、作られたオイルです。

ニュージーランドでは以前よりあちこちでラベンダーやラベンダーの近似種ラバンジンの栽培が行われていましたが、どちらも生産量が限られ、また特色のあるオイルではなかったため、注目されることはほとんどありませんでした。
この状況を打ち破り、フランスの展示会などを通じて世界的に注目と高い評価を集めたのがアビスヒルと名付けられたこの真正ラベンダーのオイルです。大きな特徴はラベンダーオイルに多く含まれ、主成分とも呼べる「リナロール」の含有量が一般的なラベンダーの3分の1ほどしか含まれていないという、特別な成分構成。リナロールはフローラルな香りの源泉として知られていますが、同時に一部の人々にはアレルギーの原因となることから、この成分が少ないラベンダーを『低アレルギー性・ケモタイプ』としてリリースし、ヨーロッパ各国を中心に高い関心を集めています。

【香りの特徴】
ラベンダーオイルはリナロールとリナリルアセテートと呼ばれる2つの主要成分の構成が香りの基礎を作り、これを取り囲むように他の成分に由来する香りがそれぞれの特徴・バランスを彩ります。
ニュージーランドラベンダーの特徴はこれらのバランスが他産地のものと比較して大きく異なること。つまり「香りの基礎」が他産地のオイルと大きく異なるのです。
具体的には他産地では30~40%台のリナロールが13〜15%ほど、30%台のリナリルアセテートが50%近くという構成。その結果、フローラル感は少ないもののスッキリした香りに仕上がっています。カンファなどの含有も少ないため、ツンツンする香りもありません。
香りとしてはフローラル感の強いタスマニア産やブルガリア産のラベンダーオイルの対極に位置する香りと言えるでしょう。またフランス産などに多い香りの導入部の「ツン」とした香りも抑えられていますので、扱いやすい香りという印象です。

【少ないリナロール含有量・低アレルギー性】
ラベンダーオイルに多く含まれるリナロールには様々なプラスの効果が知られている反面、この成分にアレルギーを持つ人も存在します。そのためヨーロッパでは一部でラベンダーオイルの使用に規制が設けられているのですが、ニュージーランドラベンダーはリナロールの含有量が少ないため、この制限を受けることがありません。このため、ニュージーランド産アビスヒルのラベンダーは他産地のラベンダーと比較する上で低アレルギー性ケモタイプと位置付けることができます。

これだけ成分構成が大きく異なるオイルですので、活用範囲は他産地のラベンダーオイルの代替だけではありません。例えばリラクゼーションで人気のクラリセージオイルの代替にもお勧め。その理由ですが、クラリセージオイルの場合、そのオイルの構成成分は一般的に
・リナロール 20%台
・リナリルアセテート(酢酸リナリル) 50%台
・合計 70%台
となっています。
※産地等により数値には違いがあります

対してニュージーランドラベンダーの場合、過去の出荷中のロットの成分分析で
・リナロール 14.3%
・リナリルアセテート(酢酸リナリル) 48.9%
・合計 63.2%
となっています。

この様に、従来の「ラベンダーオイルの枠」を越えて、様々な用途が考えられるニュージーランドラベンダー。もちろん、他産地との香りの違いを楽しむだけでも十分にその価値はあります。
今までにヨーロッパ産のラベンダーオイルなどの香りによりラベンダーオイルに対して苦手意識があるという方にも是非一度、お試しいただきたい香りです。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

タスマニアン ラベンダーオイル

(殺虫剤非使用・管理栽培オイル)

タスマニアン ラベンダーオイルとは?


穏やかな香りが特徴のオーストラリア・タスマニア島で生産されるラベンダーオイル。ヨーロッパを中心に世界中のプロのアロマセラピストからその香りは高い評価を受けています。一方で生産量が極めて限られており、入手の困難なラベンダーオイルとしても知られています。

香りの最初にあるツンとした刺激がとても少ない為、覆い隠される事なく豊かなラベンダーの香りが穏やかに広がります。そのためアロマテラピーのほか、手作り化粧品や手作り石鹸への利用でも人気の香りです。

タスマニアンラベンダーの生産には除草剤の使用がありますが、オイルに影響の出ない時期のみに限定され、農園による徹底した一元管理が行われていますので残留農薬の混入などの心配は全くありません。なお、収穫期の除草は全て手作業で行われます。殺虫剤の使用はありません。

香りの強さ  ★★★★☆ (4/5)

商品概要
商品名 タスマニアンラベンダーオイル 50mlボトル / 25mlボトル
植物学名 Lavandula angustifola (Lavandula officinalis)
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 あり (春と秋のみ除草剤の使用があります。殺虫剤の使用はありません。)
補足データ オーストラリア・タスマニアでのラベンダーの生産は1921年に始まり、現在では「BRIDESTOWE LAVENDER FARM」という大きな農場がほぼ独占的に生産から流通、販売までを管理しています。また生産量も限られることから大変、貴重なオイルとして世界中に知られています。またこの生産システムにより、品質の悪い粗悪なオイルが混合する可能性が遮断され、オーストラリア独特の気候の下、ヨーロッパで生産されているラベンダーオイル比較して格段に豊かな香りのオイルを生産することが可能になりました。

ラベンダーオイルの香りは時間の経過による熟成と共に大きく変化します。鮮度の高いラベンダーオイルはフレッシュでやや尖がった香りありますが、時間の経過と共に約1年ほどで穏やかな香りへと変化してゆきます。

商品価格
50mlボトル 6,320円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり1,264円
25mlボトル 3,790円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり1,516円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
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【タスマニアンラベンダーとは?】
タスマニアンラベンダーオイルはその名前の通り、オーストラリア大陸の南に位置するタスマニア島で生産されたラベンダーから抽出された、オーストラリアを代表するラベンダーオイルです。

1921年にフランスから持ち込まれた真正ラベンダー(Lavandula angustifola /Lavandula officinalis)がタスマニアの地で栽培され、現在のタスマニアンラベンダーになりました。もう90年以上も続く農園で生産されるこのラベンダーはタスマニアの気候や土壌の影響を受けながら独自の成長を遂げ、そこから抽出されるオイルは現在では世界的にも高い評価を受ける、高価で入手が比較的難しいオイルとして知られるようになりました。

生産量が限られていることから、ほとんどのオイルが有力サプライヤーの手を経由して世界中のエッセンシャルオイルブランドに供給されている中で、Tea Tree Farmsは生産農園との直接取引により、毎年、常に最も新しいオイルの直接供給を受ける立場にあります。

【香りの特徴】
タスマニアンラベンダーの特徴は何よりもその特徴的な香りのバランスにあります。
ラベンダーと言えばフランスを含む欧州産が中心ですが、ほとんどのオイルで香りの最初に感じられるのは「ツン」とする少し刺激のある香りです。この香りの後からフワッとした花の香りが追いかけてくる、そんな感じでしょうか。
対してタスマニア産のラベンダーの場合、最初にあるはずの「ツン」とする刺激部分の香りがほとんどありません。遮られることなく最初からフワッとした華やかな香りが広がってくるのです。このため、香りの持つ華やかさが格段に増して感じられます。

タスマニアンラベンダーについては他産地のツンツンした香りのラベンダーを経験し、ラベンダーオイルに苦手意識をお持ちだった方より「タスマニア産は全く別でした」というお便りをしばしばいただきます。それほどに産地によって違いが大きく、その違いを楽しめるのがラベンダーの香りです。

また、ラベンダーオイルは熟成させるほどに香りに深みが増してきます。Tea Tree Farmsのタスマニアンラベンダーオイルはその年の一番新しいオイルを出荷していますので、特に出荷開始直後のものは少し青さを感じさせる、トゲトゲした香りが残ります。これこそが新鮮なラベンダーの香りです。そしてこの香りはその後、数ヶ月かけて急激に変化してゆきます。こうした変化を楽しめるもTea Tree Farmsのオイルならではの魅力です。

【精油の作用】
タスマニアンラベンダーオイルには睡眠導入・リラックス効果が期待でき、フローラルな香りを醸し出す「リナロール」という成分が非常に多く含まれます。リナロールについてはその華やかな香りの源泉として多くの方に好まれる一方で、この成分が体質に合わない一部の方には頭痛や吐き気の原因となる事もあります。また、火傷に対してラベンダーオイルを使用する事がありますが、この治癒に効果をもたらすのが抗菌作用のあるリナロールです。

リナロールに対してもう一方の主成分となるのは酢酸リナリルという成分。スッキリ感のある香りでタスマニア産ラベンダーの場合、このバランスが平均して約40%と30%というバランスになり、これがタスマニアンラベンダーの香りの根幹をなすバランスになっていると言えます。

【香りの楽しみ方】
タスマニアンラベンダーの香りの楽しみ方として一番のお勧めは他産地のラベンダーオイルとの比較。日用品での使用も多い有名なオイルだからこそ、ある特定の香りだけを意識して「知っている香り」という固定観念を持っている方が多い香りですが、実際には産地による違いが大きく、オイルに含まれる成分のバランスにも大きな違いがあります。
精油を理解するためにはオイルの名前を知るだけでなく、そのオイルの本質を知ることが大切です。産地による差が大きいラベンダーオイルはこれを学ぶ素材として極めて有用な存在と言えるでしょう。
一般に広く販売されているフランス産などのヨーロピアンラベンダーオイルのほか、成分構成上では対極に位置するといえるニュージーランド産ラベンダーオイルなどを入手して比較すると面白いでしょう。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

ティーツリーオイル(プレミアム)

ティーツリーオイル エッセンシャルオイル

(ISO規格・国連基準を満たしたティーツリーオイル)

ティーツリーオイルとは?

ティーツリーオイル エッセンシャルオイル
強力な抗菌効果で知られるのがこのティーツリーオイル。ラベンダーやペパーミントオイルと並んでオーストラリアでは日常生活の様々なシーンで活用されているエッセンシャルオイルです。

品質と鮮度にこだわっていますから、アロマテラピーでも新鮮なプレミアムグレードオイルの澄んだ爽やかな香りをお楽しみいただけます。
その品質の高さはページ上で公開しています出荷商品の成分分析表からもご確認いただけます。

なお、Tea Tree Farmsのティーツリーオイルは国連の定める国際航空輸送に関するルールに対応した特別なプレミアムブレンド(メディカルグレード)のティーツリーオイルですので、安心してお求めいただけます。

※ティーツリーファームズではプレミアムグレード以上のオイルのみを利用して商品化しています。オーストラリアのスーパーマーケットなどで販売されている(お掃除などで使われる)安価な日用品グレードのティーツリーオイルは皮膚刺激物質(1,8-シネオール)の含有量が高いため、取り扱っていません。

香りの強さ  ★★★★★ (5/5)

Tea Tree Farmsではこのほか、抗菌成分の含有を高めた「ティーツリー・抗菌エクストラクト」、ヒーリングスタイルブランドでボトルから直接お使いいただける「ティーツリー20%希釈オイル」、水で希釈する事ができる「水でうすめて使えるティーツリーオイル(15%水溶液)」を出荷・販売しています。

商品概要
商品名 ティーツリーオイル(プレミアム) 100ml/50ml/25mlボトル
植物学名 Melaleuca alternifolia + Melaleuca quinquenervia
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表(100ml)
出荷商品の成分分析表(50ml)
出荷商品の成分分析表(25ml)
農薬の使用 なし (セミオーガニックオイル)
商品価格
100mlボトル 3,200円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり320円
50mlボトル 2,100円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり420円
25mlボトル 1,400円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり560円
お買い得
3本セット
8,940円
(100mlボトルの3本セット)   *10mlあたり298円
このオイルのさらに詳しい情報
Tea Tree Farmsのティーツリーオイルに関する、さらに詳しい情報をQ&A方式で説明をさせていただきます。

 icon-question-circle なぜ成分調整する必要があるのですか?

成分調整を行っていないティーツリーオイルはそのままの状態ではその引火点より「危険物」に区分されるため、国際輸送・航空機輸送の制限に抵触します。(輸送する場合は危険物輸送として特殊な手続きと膨大なコスト負担が必要になります。手続きを行わずに危険物を一般貨物として輸送指示した場合、輸出者・輸入者共に処罰の対象となる可能性があります。)
この運用については昨今のテロ対策などの影響を受け、従来は例外的・慣例的に認められていた範囲にまで厳しい制限が適用されるようになりました。

このような理由により 、調整を行っていないティーツリーオイルの国際輸送・航空機輸送には制限がされるため、Tea Tree FarmsではISOが定めるティーツリーオイルの品質条件を完全に満たしながら、同時にティーツリーオイルが持つ効能や香りにほとんど影響を与えることなく危険物としての制限を回避できる特別な成分調整を行ったオイルを出荷しています。
もちろん成分調整後もティーツリーオイルと全く同様に安心してお使いいただけます。
また、ティーツリーファームズのティーツリーオイルはオーストラリア郵便による国際航空輸送における安全性についての厳正な検査・承認登録を受けた上で出荷しています。

Tea Tree Farmsのティーツリーオイルはその引火点が危険物に該当しないように調整されており、全てのボトルにその事実を英語で明記していますから、海外旅行などで持ち歩く際も安心です。


 icon-question-circle オイルの品質は?

輸送制限をクリアするための微調整を行っていますが、調整後のオイルはISOが定めるティーツリーオイルの国際的な品質基準を高いレベルで十分に満たしている、高品質なオイルです。
一般にオーストラリアの薬局やスーパー、土産物品店などで販売されているものが皮膚刺激物質(1,8-シネオール)を多く含むスタンダードグレードのティーツリーオイルなのに対して、ティーツリーファームズのオイルはスタンダードグレードを香りや成分構成など品質面で大きく上回る、刺激成分の含有が少ないプレミアムグレード(メディカルグレード)オイルです。


 icon-question-circle 他社のティーツリーオイルと同じように使えるのですか?

ISOで定められた国際的なティーツリーオイルの品質条件を完全に満たしており、一般的な「ティーツリーオイル」と全く同じようにお使いいただけます。


 icon-question-circle 調整により香りには影響はありますか?

この調整により一般的なプレミアムグレードのティーツリーオイルと比較してわずかに香りがソフトになっています。しかしながら実際に並べて比べていなければわからないほどのわずかな違いですので、実際には香りにはほとんど違いはないと言えます。

なお、入手が容易で安価なスタンダードグレードのオイルや古くなって酸化したオイルと比較しますと大きな違いが感じられますが、これはティーツリーのグレードや鮮度による香りの違いであり、成分調整による影響ではありません。


 icon-question-circle キロ単位など、大きな容量で購入できますか?

可能です。お求めについては個別にお問い合わせください。


 icon-question-circle オイルの保管期限はどれくらいの長さですか?

香りを楽しんでいただく目的でのご使用の場合、開封後1年以内に使い切っていただくことをお勧めします。その他の目的の場合で開封後、3年程度が目安です。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

ユーカリ シュタイゲリアナオイル

ユーカリ シュタイゲリアナオイル エッセンシャルオイル

(セミオーガニック・無農薬栽培オイル)

ユーカリ シュタイゲリアナオイルとは?

ユーカリ シュタイゲリアナオイル エッセンシャルオイル
レモンのような香りのするユーカリオイルとしてシトリオドラ種(レモンユーカリ)と並んで知られるのがこのシュタイゲリアナ種のオイルです。別名は「レモンセントアイロンバーク」。

レモンユーカリオイル(シトリオドラ種)のオイルと異なり、シトロネラールの含有がほとんどないため、虫よけ効果はあまり期待できません。また1,8シネオールの含有も無いため、ユーカリ独特のツンとした刺激も無く、シトラル成分による「はちみつレモン」を連想させるようなレモン系の穏やかで、ややウッディーな香りが楽しめます。

単体でもお部屋の芳香として十分に楽しめるほか、ミント系の香りとブレンドもお勧めです。
手作り石鹸やコスメの香り付けとしても活用できる香りです。

<補足情報>
生産農園の事情によりオイルを抽出する樹木のケモタイプが変わり、2019年以前に出荷していたタイプに戻りました。2020年産(ES-060)と比較して成分構成・香りに比較的大きな違いがあります。

香りの強さ  ★★★★☆ (4/5)

◆「セミオーガニック」オイルとは?
オーガニック認証を受けていませんが、農薬や化学肥料を一切使用しない、オーガニックオイルと同等の品質のオイルです。認証にかかるコストを抑制する事により高品質でありながら低価格を実現しています。

商品概要
商品名 ユーカリシュタイゲリアナオイル 50mlボトル
植物学名 Eucalyptus staigeriana
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 なし (セミオーガニックオイル)
商品価格
50mlボトル  – 円
◆補足情報 販売終了しました
このオイルのさらに詳しい情報

【ユーカリ シュタイゲリアナとは?】
ユーカリ・シュタイゲリアナ。オーストラリア北部の熱帯地域で生育するユーカリの木から抽出されるオイルです。とてもマイナー(希少)なオイルで、世界的にみても取り扱っている精油メーカーも極めて限られている、そんなオイルです。生産国であるオーストラリアにおいても取り扱っているメーカーが限られています。

【精油の香りと成分】
「ユーカリ」と名がついていますが、一般的にユーカリオイルの香りとして流通しているグロブルス種などのオイルに80%台と多量に含まれ、ユーカリ独特のツンとした香りの源泉となっている1,8シネオールがわずか4.8%しか含まれていない(ES-081の解析データによる例)ため、香りは全く異なったものになっています。そのため、グロブルス種やラディアータ種などといった一般的なユーカリオイルの代替にはなりません。

この精油の香りをどのように説明するのか・・・少し悩ましいところなのですが、個人的にはレモンの鮮烈な香りをハチミツが優しく包み込んだ、「ハチミツレモンのような香り」に思えます。

レモン系の香りのユーカリオイルと言えば、『レモンユーカリ(シトリオドラ種)』のオイルが広く知られていますが、シュタイゲリアナ種のオイルもレモンをイメージさせる香りが特徴。シトリオドラ種の香りよりもマイルドな香りで、香りの系統は近いとされるものの全く異なった香りです。

この香りの違いは成分の違いに由来します。レモンユーカリは蚊が嫌う成分で知られるシトロネラールを中心に構成されているのに対して、シュタイゲリアナ種には含まれていません。両者の成分構成は全く異なります。そのためシトラル成分は多少含まれているものの、シトリオドラ種のレモンユーカリオイルの代替として虫除けの素材としての効果はあまり期待できません。

レモンマートルやレモンティーツリーなどのような鮮烈なレモンの香りではなく、穏やかなレモンの香りが楽しめるオイルですので、全体のバランスを崩すことなく、繊細でソフトなレモンをイメージした香りづけをしたいときに活用できます。

オーストラリアにおいても十分な研究が進んでいないこともあり、日用生活における活用についてはご紹介できませんが、純粋に香りを楽しむ目的であればお勧めできる1本です。他種のユーカリと比較して香りも控えめですから、香水作りやブレンドのための素材としてもご活用いただけるでしょう。

何より、新しい香りの出会いを求めてている方にオススメしたい、そんな精油です。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

マヌカオイル

マヌカオイル エッセンシャルオイル

(ニュージーランド・イーストケープ産)

マヌカオイルとは?

マヌカオイル エッセンシャルオイル
殺菌効果のある薬用蜂蜜として知られる「マヌカハニー」が採取されるマヌカの木から抽出されたエッセンシャルオイルです。蜂蜜同様に非常に強力な殺菌効果が特徴です。ウッディーでお香のような独特の香りは好みが分かれるところです。

ニュージーランドでは「ティーツリー」という別名で呼ばれる事もありますが、一般的にティーツリーの名で知られるオーストラリアのティーツリーとは別の植物になり、オイルの構成成分も香りも全く異なります。

なお、日常生活用途で販売されているマヌカオイルの大半はアーモンドオイルなどで希釈されているものです。Tea Tree Farmsのオイルは希釈の無いピュアオイルですのでご注意下さい。

希釈されたマヌカオイルをお探しのお客様は「ヒーリングスタイル マヌカ10%希釈オイル」をご選択ください。

香りの強さ  ★★★★☆ (4/5)

商品概要
商品名 マヌカオイル 25mlボトル
植物学名 Leptospermum scoparium
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 ニュージーランド (北島 イーストケープ)産
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 なし
補足データ マヌカオイルは高い殺菌効果や炎症を抑制する効果があるとされ、品質の判断は主にこれらの効果をもたらすとされるトリケトンの含有量(成分中の「Flavesone」と「Leptospermone」「Iso-Leptospermone」の3種の合計値 )が目安とされています。産地によりこの成分の含有量には幅がありますが、20%から30%が目安とされ、これが25%以上含まれるものが最高品質オイルに分類されます。

マヌカの木自体はニュージーランドのほかオーストラリア東海岸にも自生しますが、抽出される成分には大きなばらつきがあり、ニュージーランド北島・イーストケープで生産されるマヌカがその土壌や環境、植物自体のケモタイプより最高品質とされています。

商品価格
25mlボトル 5,970円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり2,388円
このオイルのさらに詳しい情報

【マヌカとは?】
マヌカという名を聞くと蜂蜜、優れた抗菌効果で有名なマヌカハニーをイメージする方が多いのではないでしょうか。

ニュージーランドに深い縁のある方なら、もしかすると「マヌカ」という名前よりも「ティーツリー」という名前でこのオイルのことを聞いたことがあるかもしれません。これはニュージーランドでティーツリーと言うとマヌカを指す場合がしばしばあるからです。この結果、ティーツリー(Melaleuca alternifolia)オイルを含有する商品に誤ってマヌカの花の写真や絵柄が使われているケースをしばしば目にします。オイルの活用を検討する場合、これらが全く別の植物であることを正しく認識することが大切です。

【マヌカの抗菌効果】
名前こそ共にティーツリーと呼ばれる事があるものの、マヌカとティーツリー(Melaleuca alternifolia)は別の種類の植物で、抽出されるオイルの香り・構成成分も全く異なります。しかし共通するにはどちらにも黄色ブドウ球菌やカンジダ菌などに対して強力な抗菌・殺菌効果があるということです。これこそがこの2種類のオイルをさらに混同させる原因なのですが、含有される抗殺菌に有効な成分は全く異なります。

ティーツリーオイルがテルピネン4オールを中心とした成分が抗殺菌に有効であるのに対して、マヌカオイルはLeptospermoneを中心とする4種類のトリケトンと呼ばれる成分が有効となっています。

時折、ティーツリーオイルとマヌカオイルのどちらの方が抗菌・殺菌に効きますか、というお問い合せをいただきます。しかしながら抗殺菌効果を持つ成分が全く異なるわけですから、対象となる菌によってその効き方も変わってきますので、一概にどちらが強い、弱いということは言えません。
マヌカオイルに関する情報をネットで検索すると、商品の宣伝に「ティーツリーオイルの○○倍の殺菌効果があります」などと記載しているケースがありますが、比較に用いられたティーツリーオイルの品質も不明な上、これは特定の「ある種類の菌」に対して出た結果であって、販売者にとって都合の良い数字を大きく扱った、ある種のトリックと言ってよいでしょう。

しかしながら、マヌカオイルにはティーツリーと同様に大変強い抗菌・殺菌効果があることは事実であり、日本においてもこの効果を生かしてアトピー性皮膚炎の治療にしばしば用いられているようです。(ただし、Tea Tree Farmsでは具体的な使用方法についてのお問い合せにはお答えできませんのでご了承下さい。)

【香りの特徴・芳香にはあまり適さない香り】
こんな素晴らしい抗菌効果が期待できるマヌカオイルですが、一方で当社が出荷するオイルの中で香りに対するクレームが過去に最も多いオイルでもあります。これは品質や香りに問題があるといった類ではなく、非常に説明しづらいクセのある独特な香り、あえて言うなら「漢方薬のような香り」とでも言いましょうか、この香りに対して用途が見いだせないというもので、芳香でゆっくり楽しもうという方にはあまりオススメできない香りです。もしブレンドをするならサンダルウッドとなら合わせることができるかと思いますが、マスクできるような香りでもありませんので、芳香用途での積極的な活用は難しいように思います。
と、言うことで香りを楽しむ用途ではあまりお勧めできません。また空間の抗菌のためにディフューザーなどを使って屋内に拡散するのも、避けた方が良いのではないでしょうか。もちろん香りへの好みによりますが。

【希釈オイルとの混同に注意】
Tea Tree Farmsで出荷しているマヌカオイルは希釈のない、ニュージーランド・イーストケープ産の100%ピュアオイルです。
マヌカオイルについては肌への使用を前提としてアーモンドオイルなどで希釈したオイルが多く出回っていますが、希釈についての正確な表示がされていないケースもかなり見受けられます。
オイルを選択する際にこうした「希釈オイル」と「ピュアオイル」を混同してしまわないよう、ご注意下さい。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

オーストラリアン ペパーミントオイル

オーストラリアンペパーミントオイル エッセンシャルオイル

(減農薬栽培オイル)

オーストラリアン ペパーミントオイルとは?

オーストラリアンペパーミントオイル エッセンシャルオイル
アメリカ産やイギリス産が多いペパーミントですが、オーストラリア大陸南部からタスマニア島にかけて、ペパーミントが栽培されています。

オーストラリアンペパーミントの特徴は独特の香りの甘さです。そのため香りに親しみやすく、利用しやすい事から、プロのアロマセラピスト向けへの出荷が特に多い商品です。
また、ペパーミントの香りは車酔いや船酔いなどででの吐き気を抑制してくれる効果があるほか、集中力を高める効果があることがアメリカの大学による臨床実験で証明されています。

通経作用があるため、授乳中や妊娠中に多量に使用する事は避ける事をお勧めします。

香りの強さ  ★★★★★ (5/5)

◆「減農薬栽培」オイルとは?
食用での利用を前提として厳しく管理された環境の下、できる限り農薬を使用しない方法で栽培された植物より抽出されたエッセンシャルオイルです。オーストラリアの食品基準を満たした安全なオイルです。

商品概要
商品名 オーストラリアン ペパーミントオイル 50mlボトル
植物学名 Mentha x piperita L.
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 あり (食用利用を前提とした減農薬栽培)
商品価格
50mlボトル 2,800円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり560円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
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【香りの特徴】
ペパーミントの葉を水蒸気蒸留する事により抽出されるのがペパーミントオイルです。ペパーミントの香りといえば歯磨きやガムなどでどなたにも馴染みのある香りかと思います。大変刺激の強い香りですのでその違いを感じにくいのですが、実は比べてみると結構、産地によって香りに違いがあります。

日本には北米やヨーロッパ産のオイルなどが多く流通しているようです。これらの産地のオイルの多くがスパイシーな「辛口の香り」なのに対して、オーストラリアンペパーミントは「甘さを強く感じさせる香り」が特徴。その理由はスパイシーを感じさせる香りの初端部分の刺激が少ないため、メントールが持つ澄んだ清涼感が遮られることなく楽しめるからです。
このことから、初めてオーストラリア産のペパーミントオイルを試された多くのお客様より『深呼吸したくなる爽やかで優しい香りがする』といった感想をお送りいただいています。

実はこのオーストラリアンペパーミント、その優れた香りからTea Tree Farmsの出荷オイルの中でも特にアロマスクールやプロのセラピストを含む、プロユーザー向けに出荷の多いオイルとなっています。そのため、気づかないうちに、既にこの香りに出会っておられる方も多くいらっしゃることでしょう。

ペパーミントオイルの特徴と言えばメントールの成分。スッとするあの特徴的な香りの源泉です。ただ、刺激の強い成分でもあり、芳香であっても高濃度で使用すると肌にチクチクと刺激を感じることさえありますので取扱には少し注意が必要かもしれません。同じ香りを連続使用しますと香りに対して慣れが生じ、その結果、使用濃度が高まる傾向がありますので、スペアミントなど他のミント系の香りと交互に使用したり、ブレンドによって香りに変化を加えて使用することもお勧めします。

【精油の作用】
アロマの分野ではペパーミントの香りには集中力を高めてくれる効果があるとされていますが、数年前にアメリカの大学による研究結果でこの事が裏付けられたことが大きなニュースになっていました。これ以降、学習や仕事などで集中したい場面で使用する方が増えています。また、長時間の車の運転などにも適しているとされ、同時に同乗者が車酔いするのを防いでくれる効果も期待できます。

ペパーミントオイルには吐き気を抑制してくれる効果が知られていますが、同時に胃腸の働きを整えてくれる効果があることが知られています。オーストラリアにおいては胃腸がすぐれない患者向けに、薬剤師がペパーミントオイルを水で低濃度に希釈し、内服薬として処方することもあります。

さらにペパーミントオイルの成分は蚊が嫌うため、虫除けとしての効果も期待できます。以前紹介したレモンユーカリやレモンセントティーツリーとはまた違った成分によるアプローチとなりますので、これらをブレンドする事により、より一層強力な虫除け効果が期待できます。

【香りの楽しみ方】
ペパーミントオイルは比較的用途の広いオイルですが、香りには強い特徴がありますので、芳香を目的としたブレンドに使用する場合には「主役」としての採用となるかと思います。もう少し控えめなミントの香りをお探しの場合にはスペアミントオイルが選択肢になることでしょう。

他の精油とブレンドする場合には同程度の突破力のある香り(トップノート)を選択しなければペパーミントの香りにマスクされてしまいがちです。選択肢としてはレモンマートルオイルのほか、オレンジやマンダリンといった柑橘系の香りとのブレンドがお勧めです。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

ブルーサイプレスオイル

(セミオーガニック・無農薬栽培オイル)

ブルーサイプレスオイルとは?


オーストラリア産のサイプレスの中で、青みがかった色の精油が抽出される事からブルーサイプレスの名前がつけられたこのオイルは、2000年に行われたシドニー五輪の香りとして採用された事で世界的に有名となりました。
ウッディーな香りは一般にサイプレスの名前で知られているオイルと比較して穏やかながら、ベースノートとしての主張の強い香りです。そのため、柑橘系のトップノートとのブレンドに適します。実際に灼熱のオリンピックとなったアトランタ五輪でアスリート達がグレープフルーツオイルとのブレンドをミストスプレーとして使用し好評だった事がシドニー五輪での香りの採用につながりました。

比較的、酸化の影響を受けやすい(酸化により劣化すると粘性が増して退色が進みやすくなります)ため、使用後は都度、ドロッパー部分を拭き取った上でボトルを立てた状態で保管してください。半年から1年を目処に早めに使用するか、酸化防止のため小瓶に小分けしての保管がお勧めです。

香りの強さ  ★★☆☆☆ (2/5)

◆「セミオーガニック」オイルとは?
オーガニック認証を受けていませんが、農薬や化学肥料を一切使用しない、オーガニックオイルと同等の品質のオイルです。

商品概要
商品名 オーストラリアン ブルーサイプレスオイル 25mlボトル
植物学名 Callitris intratropica
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 なし (セミオーガニックオイル)
補足データ 粘性の高いオイルのため、キャップには滴下速度の高いものを採用していますが、それでのなお、取り出しの際に滴下に時間がかかる場合があります。
商品価格
25mlボトル 5,400円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり2,160円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
このオイルのさらに詳しい情報

【ブルーサイプレスオイルとは?】
オーストラリアにはこの国でしか生産されない、そしてその生産量自体が少ない、そんな希少な精油が数多くありますが、その中でも注目されている精油の一つと言えるのがこのブルーサイプレスオイルです。
樹木をチップにしてじっくり時間をかけながら水蒸気蒸留する事によって抽出されます。

【ヨーロッパなど他産地のサイプレスとの違い】
一般的にサイプレスオイルといえばCupressus sempervirensという樹木より抽出された、少し黄色味がかった色で、針葉樹独特の香りを持つオイルです。これに対してブルーサイプレスは Callitris intratropica という樹木、一般にオーストラリアヒノキとして知られる樹木より抽出されており、樹木の種類が異なります。そのためオイルの性質、成分構成、そして香りにも大きな違いがあります。
また、オーストラリアヒノキ自身もオーストラリア北部に広く自生・植樹されていますが、地域により様々なケモタイプが存在し、さらに木々の個体差もあって抽出されるオイルの成分構成にも比較的大きな違いがあることが専門家の研究で知られています。このことからロットごとにオイルの色や香りに違いが比較的に生じやすい精油でもあります。

【香りの楽しみ方】
香りは独特の針葉樹の香りを保ちながら、甘みを感じさせる深い香り。香りの構成が非常に複雑なため、そのまま香水として使用できるほどに完成された香りと言えます。
粘性が高いため、そのままの状態で超音波式のディフューザーでの使用にはあまり向きません。エタノールなどを使って希釈し粘性を弱めるか、粘性の低いオイルとのブレンドでの使用がお勧めです。

そのままでも十分に楽しめる香りですが、ブレンドで楽しむなら柑橘系の香りがお勧め。特にオレンジやグレープフルーツなどの香りとのブレンドがお勧めです。これら柑橘系のオイルは粘性が低いので、ディフューザーを使った拡散用のブレンドにも適しています。
オイルの粘性の差が大きく異なる場合、単にオイルをディフューザーのタンク内に滴下するだけではオイルが混ざりあいにくいので、ブレンドをする場合には予めオイルを混ぜ合わせてからディフューザーに滴下する方法をおすすめします。

【精油の保管】
オイルは比較的酸化が進みやすいため、開封後の長期保管はお勧めできません。また粘性が高い分、使用後にキャップ内部に滞留したオイルが劣化してベトベトすることがありますので、できれば使用後はこまめにドロッパー、およびキャップ内部を拭き取って、必ずボトルを立てた状態で保存すると良いでしょう。

【細菌性のイボ対策に】
ところでこのオイルには香りを楽しむ以外にもう一つの使い方があります。それは細菌性のイボ対策。当社スタッフが顔面にできたイボに使用しましたが、キレイに除去する事ができました。これについてはブログ記事「精油でイボ取りに挑戦」をご一読下さい。

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ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル