単純化して説明します、水蒸気蒸留で抽出されたオイルが熱水蒸留で抽出されたオイルと違う理由とは?

以前、水蒸気蒸留法と熱水蒸留法の違いについて、ご紹介をさせていただきました(水蒸気蒸留法と熱水蒸留法の違いを知らない?)。

どちらも最終的にはオイルを含んだ蒸気を集めて、そこからオイルを分離するわけですから、どちらの方法でも同じオイルが抽出されそうに思えるのですが、実際にはそうはならない、その理由を単純化して簡単に説明しましょう。

水蒸気蒸留の場合、植物を入れた容器の中に外部で作られた蒸気を流し込んで、蒸し、そこから上がってくるオイルを含んだ蒸気を集めてオイルを分離する、そんな方法で抽出されます。つまり、植物が触れる温度は摂氏100度を超えることはありません(ただし、圧力調整を行っている場合は例外)。

一方で熱水蒸留法の場合、お湯を作る鍋のような容器にそのまま植物を沈めて、いわゆる煮込む状態となります。
お湯自体は摂氏100度を超えないのですが、お湯を沸かすための容器の温度はもちろん軽く100度を超えます。そして容器の中にある植物はこの容器に直接触れることで100度以上の加熱を受けることになります。
結果、水蒸気蒸留では出てくることのない、揮発温度が100度以上の成分も揮発し、オイルに含有されることになるため、これら2つの方法で抽出されたオイルの成分構成には違いが生じるのです。

※画像はティーツリーオイルの蒸留使われる可動式の蒸留器。パイプを通して外部にあるボイラーから蒸気が送り込まれます。

 

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